- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022618207
作品紹介・あらすじ
【歴史地理/旅行】地価高騰の香港、ベガスを超えたマカオ。同時期に返還された二つの場所は中国なのに中国らしくなく、不思議なバランスを保っている。返還前後も現在も、変わり続けるこれらの街を著者独特の筆致で描く、週末香港・マカオ旅。
感想・レビュー・書評
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一般的なガイドブックではないけど、読んでいると街の空気が漂ってくる そんな感じ。紀行文っていうのかな。これに限らず、下川さんが記された旅行記はどれも面白くとても興味深い内容が多い。私は大好き。
香港もマカオも以前のように気軽に行ける日は戻ってくるのだろうか。特に香港。もうここに書かれた日常は2度と見ることができないのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下川さんのブログで新刊を頂いた。
週末香港行きたいな。 -
題名から、香港マカオのちょっとだけディープな過ごし方を紹介するガイドブック的な内容を想像していたが、この地域の成り立ちから最近の政治状況まで、それぞれ独特の歴史を知ることができた。期待とは異なったが、これはこれで良い。巻末の地図がもう少し分かりやすかったら、なお良かった。
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返還前から香港滞在を繰り返し、現地の変わり様を見てきた著者ならではの視点が読みどころ。 近年の変化や歴史、といった記述にもウエイトが置かれていて、旅行前に一読する価値あり。
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世界をバックパッカースタイルで回るベテラントラベラーの下川さんが、ここ数年の香港とマカオの変化を自らの目で受け止めて綴ったエッセイ。ここ10年の香港の変化は昨年の運動も含めて認識済みだが、それと対照させたマカオの状況が興味深い。古き良きものがなくなろうとしている切なさはもちろんあるが、両市の未来がどうなっていくのかはわからない。そこを見越して今後も旅していきたい、と思った本。
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香港、マカオをこよなく愛する筆者のルポ。題名からはホットスポットの紹介的な様相ながら、香港、マカオの歴史から説き起こす力作である。
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過去の旅の記憶と現在が交錯するエッセイ。昨年の雨傘革命を始め、香港・マカオの変化を様々なテーマで書かれている。ガイドブックとは異なる香港・マカオの姿が描写されている。