パンダ通 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618955

感想・レビュー・書評

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  • 「パンけつ可愛いよね」と常々思っているので岩合さんとの対談での黒柳さんのご発言「お尻出して寝てるだけでもかわいい」に深く同意。
    本書に収録されている数々のパンダ写真の愛らしさにすっかりやられました。その一方で、長年に渡るパンダウォッチャーである黒柳さんと、恐らく日本人で初めて野生のパンダを撮影したと思われる岩合さんとの対話に、ただの愛玩対象としてではなく、野生動物と一線を引きつつ愛情深い視点で見続けてきた方達の哲学を見たような思いを抱いています。
    対談の終盤では、パンダに限らず様々な野生動物の未来をいかに明るくするか? は人間の自然保護意識、ひいては国際情勢の安定や権力の動向とも密接に関わる話なのだと、思いがけず思考を巡らさせられます。可愛いパンダから思いがけない地点に着地する、そんな本です。

  • 黒柳さんのパンダはこう思っているんじゃないかという予想が素敵でした。岩合さんの動物との心の交わし方がとても紳士的です。

著者プロフィール

女優・ユニセフ親善大使。東京都生まれ。自伝的著書『窓ぎわのトットちゃん』でも描かれたトモエ学園から香蘭女学校を経て東京音楽大学声楽科を卒業、NHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優第1号として、現在にいたるまで大活躍している。『窓ぎわのトットちゃん』(1981年)は、800万部というベストセラーの日本記録を達成し、全世界で2500万部を売り上げている。アジア初のユニセフ(国連児童基金)親善大使として、長年にわたりアフリカ、アジアなどを各国を訪問、めぐまれない子どもたちのことを知ってもらうための活動に力を入れている。

「2023年 『トットちゃんの 15つぶの だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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