乳の海 (朝日文庫 ふ 4-10)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022640895

作品紹介・あらすじ

高揚の1960年代はしらけの70年代を生み、同じく80年代は90年代を生み落とした。80年代の霧のように立ち籠め始めた日本固有のソフトな超管理社会を漂流しついに自我喪失に至った青年は、90年代には自己回復の荒療治としてカルト宗教に走る。80年代を土台に魔境の90年代を読むための「予感の書」。

感想・レビュー・書評

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  • 05/02 本だらけ ¥100

  • 『齋藤孝のおすすめブックナビ 絶対感動本50』で『印度放浪』のページに紹介されていたので併せて登録。


    “乳の海とはミルクの海、つまり母親的なものにどっぷりと浸かり、過保護の中で身動きが取れなくなっている若者をテーマに描いた作品”

  • 31 独特の強引さで聖母マリア、松田聖子、ウロボロスなどを結びつけ、時代の病を提出している。まあ良。

    ※再読→1991

    ※ハードカバーで読んだ。

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著者プロフィール

1944年福岡県生まれ。『印度放浪』『全東洋街道』『東京漂流』『メメント・モリ』『黄泉の犬』『日本浄土』『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』『死ぬな生きろ』『書行無常』『なみだふるはな』など。

「2022年 『若き日に薔薇を摘め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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