劇的言語 増補版 (朝日文庫 す 11-1)

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022641823

作品紹介・あらすじ

70年代の新たな演劇運動のうねりの中、演劇を言語論・身体論との関わりから根源的に捉え直し、卓越した知的冒険の書として時代を画した対話集。単行本から25年の時を経て、言葉と演劇の有り様を改めて問う新対話「『劇的言語』の現在」を加えた増補決定版。

感想・レビュー・書評

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  •  書棚の整理をしていて、あんまり汚れているから捨てようかと思いながら、共通感覚の中村雄二郎も、鈴木メソッドの鈴木忠志も懐かしくてパラパラしていたら捨てられなくなってしまった。
     人間のわからなさを肯定するところから、哲学はもとより、演劇だってあるわけで、劇的はどこにあるのかというと、わからなさと出会った想像力の生まれるところにある。なんてふうに読んだ覚えがあるけど、「それって何」といわれると困るわけで、それにしても、最近映画とか、小説とか読みながら、わからなさの余韻が残る作品って、少ないのはさみしいかも。

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著者プロフィール

演出家。富山県利賀村に劇団SCOTの本拠地を置き、世界各国での上演活動や共同作業など、国際舞台に活躍の場を持つ。利賀村には七つの劇場、稽古場、宿舎等があり、世界中から演劇人が集い、活動している。岩波ホール芸術監督、演劇人の全国組織・舞台芸術財団演劇人会議初代理事長などを歴任。著書多数。

「2016年 『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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