和菓子ものがたり (朝日文庫 な 21-1)

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  • 朝日新聞出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022642578

感想・レビュー・書評

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  • 坂木司「和菓子のアン」「アンと青春」つながりで。参考文献に挙げられていたので。この本で挙げられていることを豊かな物語世界にまとめあげたのだな、と感じ取れて楽しかった。和菓子の名前に込められた遊び、季節ごとに象徴されるものなども紹介され。

  • 20140102読了
    花びら餅:その由来となる菱葩。陰陽道に基づけば、丸い白餅は天、紅の菱餅は地、よって合わせて天地、すなわち宇宙の象徴。また、菱葩全体で生命をはらむ母体、すなわち女性そのものを象徴するという考え方もある。●外郎の章が楽しい。歌舞伎の「外郎売り」!発声練習で習った。山口銘菓・豆子郎の外郎、つるんとしておいしかったな。家でも作れないかな。●高麗餅、朝鮮飴、懐かしい。南蛮菓子の章も楽しい。ケイジャーダ(チーズケーキのようなもの)が「けさちひな」、パステル(ミートパイのようなもの)が「はすていら」。

  • 定番和菓子の由来から今では作られていない幻の和菓子まで、様々な和菓子の薀蓄が詰まっていた。
    和菓子そのものだけでなく、当時の風俗(主に江戸時代)も紹介されていたりして食以外の角度からも読める本。

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著者プロフィール

中山圭子 中山圭子東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。和菓子のデザインのおもしろさにひかれて、卒論に「和菓子の意匠」を選ぶ。 現在、虎屋の和菓子資料室、虎屋文庫の研究主幹。和菓子の展示企画や資料整理などの仕事をしている。著者に『和菓子ものがたり』(朝日文庫)、『和菓子おもしろ百珍』(淡交社)「事典和菓子の世界」(岩波書店)など。

「2007年 『和菓子のほん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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