- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022647573
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】鳥羽湾に浮かぶ本郷島が舞台となった大ヒットアニメーション映画「鹿子の夏」のイベントを開催させるべく、島を訪れた5人。イベントに賛成している島民たちと話し合いを進めている矢先、メンバーの一人が他殺体となって発見される……。
感想・レビュー・書評
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あらすじ
鳥羽市にある、島。10年前大ヒットしたアニメ映画「鹿子の夏」のイベントを開催するため、ファンサイト5人が島を訪れる。村には、ヒロイン鹿子そっくりの少女がいて、この子を前面に押し出すつもりらしい。しかし、メンバーの一人が洞窟で発見される。
単発作品。ミステリーの要素もあるし、村おこしを目指す人、反対する人といった普通の人々の様子が書かれている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公が訪れた島でおこる殺人事件ということでミステリーとしては如何にもな展開ですが、クローズド・サークルというわけではないですし、戦争エピソードや見立て殺人が空振りに終わっています。たとえそれが意図的だったとしても、ミスリードとしても機能していなかったので、しつこいくらい散見させて擦り込ませるべきだと思いました。
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2時間サスペンスドラマ。当たり外れあるとしても、その時間楽しめればいいやつ。定番キャラとか出てくるとまた楽しみ方が変わるのかもなー。
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2019年1月5日読了。
2019年4冊目。 -
壮大な舞台を用意した割には事件の真相がつまらな過ぎて、読み進むにつれて気持ちが盛り下がってしまった。
客観的な視点と明晰な頭脳で状況を整理し、周囲が混乱に流されても冷静に対応するという石持作品の定番キャラとして登場した鳴川氏の奮闘も、残念ながら作品の評価を上げるには至りませんでした。 -
石持さんの作品の面白さって「あの言葉にこんな意味が?!」って分かるところなんだけど、それが上手く機能しないと、自己肯定感の低い人が掛けられた言葉を考えに考えて悪い方向に持って行く、みたいな無理矢理感が出てる気がする。残念ながらこの作品は後者。
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らしくない話だけど、飽きずに読めた。ただ、マニアックな思考が必要なのか、動機があまり理解出来なかったのも事実。
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ちょっと肩すかし。
色々ともっと組み合わさって真相にたどり着くのかと思っていたけど、そうでもなかった。
動機も、うーん、衝動的ということでいいのかな?
映画の話とか、過去の戦争体験とか、それが思いのほか絡んでこなかったから、ちょっと消化不良です。
それなりには面白いんですけどね。 -
大ヒットアニメーション映画『鹿子の夏』の舞台となった島でイベントを企画するため訪れた男女5人が事件に巻き込まれる。
面白かったが、この作者にしては普通のミステリー。
主人公の女性が抱えてきた思いも活かされていなかった。
アニメオタクたちの気持ちや言動はよくわかるし面白かった。
(図書館)