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- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022648440
感想・レビュー・書評
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華族がいる時代、世間を騒がせていたのは
高貴な彼らの醜聞。
そのうちのひとつ、を解決するために放たれた密偵が
主人公というわけですが、普段は料理人。
しかも勤めにいけと言われた先には、もうライバルが。
彼女の呟きに、まさかするように仕向けた? と
思ったのですが、最後まで読むと違うような?
いやでももしかしたら??
もぐりこんだ先の若様のお家問題よりも
銃の届け先での犯人の方が、気になりました。
一体誰が? というのもありましたが、
一体どうやってそれを? というのも。
こちらも最後の最後で分かるのですが、まさかの犯人。
殺されてしまった旦那様に関しては
自業自得、で終わるかと。 -
なんだか所々うまく理解できない箇所がありましたが、華族の時代がわかりやすく描かれていました。
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不良華族の醜聞が世間を騒がせている昭和五年、若き次期当主で中国の文化と美食を愛する春衡と彼を監視する虎弥太と猟奇的連続殺人。密な描写や密偵さは上手く受け取れなかったものの時代と空気の独特さ然り気無さを何となく楽しんだ。重くなさそうな中国料理も美味しそう。繋がりは判然としないまま真相にも引き込まれた。