百鬼夜行抄 10 (ソノラマコミック文庫 い 65-14)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2008年7月4日発売)
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022671783

感想・レビュー・書評

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  • 好きなシリーズ。
    このシリーズは万人に進められると思う。大好きです。
    怪奇物?なんだけど怖くないし、面白いです。

  • 私はこの人のマンガをこの作品の文庫ではじめて読んだ。
    抜群に絵がきれいで、すごく好きな雰囲気のお話を書く人なのだけれど、初めて彼女の作品を知った作品は、ボーイズラブ(BL)だったのだ。で、私は、その当時、BLが苦手だった。
    別に今となってはなんていうこともないので、BLのマンガだろうがなんだろうが読めるのだけれど、なんとなく苦手意識があった。そして私の中で「今市子はBL」と刷り込まれてしまって、以後しばらくこの人の作品を読むことは無かった。

    で。
    文庫化されたときに久々にこの絵を直視したら、やっぱりすごく好きな絵だということに気がついた。裏のあらすじを読んでみると、うん、大丈夫、BLじゃない。というわけで購入。
    その頃、だいぶBLとかも平気になっていて、人から借りたりネットで素人さんの作品を読んだりはしていたのだけれど、手元にそれを置こうという気にはならなかった。(それは今でもちょっとある)
    当時私は京極夏彦の小説にもハマっていて、幽霊とか妖怪とかもとても好きな部類の話になっていたのだ。


    さて、百鬼夜行抄。
    もう、何度も述べているけれど、とにかく絵が綺麗。これは多分、BL作家さんだったせいもあると思うのだけれど、男の子がとても綺麗。
    そして幽霊が怖い。

    でもお話的にはぞっとすることはあるものの、なんとなく優しくオブラートに包まれていて、そんなにひどく恐怖にさいなまれることもない。
    でも、よくよく振り返ってみると、実は結構人が死んでいたりする。

    律(主人公)のやる気のなさも結構好きだ。能動的に動きはしないけれど、他人様の危機はなんとなく見過ごせないでいつも巻き込まれて。
    でもいつもなんとかなっちゃうんだ。
    だからといって次は最初から動こうとかも思わない。
    能動的に動いて巻き込まれてしまう主人公って、私は暑苦しくて自業自得じゃんと思うと読んでいて乗り切れないのだけれど、できることなら関わりたくないのに、捨てて置けない人間性が結構好きだったりするのだ。


    さて、あまりネタバレしたくないのでさらりと10巻の感想。

    個人的には、晶ちゃんの切なさが結構最近痛い。
    今回は司ちゃんの出番があまりなくて淋しかったです。

  • 開さんの存在が馴染んできたからか、面白かった。
    (オハナシは怖いんだけど)
    よくわかんないまま、前巻で青嵐問題も解決したようだし。
    三郎さんはこれからどうなるんでしょう?
    気長に付き合いたいシリーズです。

  • 表紙のカラーイラストは、綺麗。とっても。なのに中は時々雑になって、誰かわからないときがある。といっても話の流れから、ちゃんとわかるのだけど。
    今回司ちゃんの出番が少ないのが残念。律と司の絡みは好きなんだけど。

  • 10巻まで発売中

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