遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか? (朝日新書)
- 朝日新聞出版 (2011年3月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022733870
感想・レビュー・書評
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キラキラ
消費なる言葉を、古市さんと中沢さんのお二人がつけたらしい。そんな言葉どうでもいいけど。身近な非日常感を感じられる消費。
イオンなどのショッピングモール、アウトレットモール、コストコ、イケアあたりは、この遠足型消費になるよう。
質や価格だけでなくて、購入するまでの流れや購入する場所の雰囲気、購入する相手、、、。
買うものに溢れ、価値あるものも溢れているなかで、この視点はこれからもっともっと重要になると思う。
ストーリーを買うなんて言葉も出てきているけど、ものの価値は、単純に価格や性能では測れなくなっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まぁまぁ。
とはいえ、壊れやすい家具や既にほつれた洋服を進んで買いたいとは思わない。そんな私はお父さんに該当しそう。
つまるところ、価値観なんて人それぞれ -
その場所でしか感じることの出来ない感動の価値は逆に高まっている
値段がそこまで高いわけではなく、非日常と日常の間にあるキラキラしたものを買うスタイルを遠足型消費と定義
企業が出来ることは、あらゆる人の共感を得ることではなく、感度がいい人にいかに共感してもらえるか -
古市さんの本を何冊か図書館で借りた中のひとつ。
コストコ、IKEA、ディーンアンドデルーカのトートバッグ、ルクエのシリコンスチーマーなど非日常感をまとった手に届く「キラキラ」なものが売れてますという主旨。
マステもこのキラキラとして本書では紹介、マステのベビーユーザな私としてはそのキラキラにひかれる気持ち、分からなくはないけどどちらかというと実用性重視なもの選びする質なので、ややお父さん(本書によると女こどもの文化の理解に疎いひと)寄りな目線で読ませていただきました。 -
「資本主義を真っ向から批判する人たちは、よれよれのシャツを着ている率が高くて、(略)、ショッピングの楽しさをおしえてあげたいなあといつも思ってしまいます。」(p.80)ここを読んで、余計な御世話だと感じた。私買い物大好きだけど。その他の内容も他で言われていることをつぎはぎした感じを受けた。読むには面白いけどそれまでという印象。
というか多分筆者の書き方が好みでないのだと思う。好きな方にはごめんなさい。