宮本式・ワンランク上のサッカー観戦術 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.21
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感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734532

作品紹介・あらすじ

知性派として知られる宮本恒靖が、プロ選手としてピッチで感じていたこと、考えていたことをベースに、独自のサッカー観戦術を、わかりやすく解説。「ボールを持たない選手の駆け引きを知る」「ピッチは4つのゾーンに分けて観る」など、少しの視点の違いで、試合の観方がガラリと変わる。

感想・レビュー・書評

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  • 普段からプレーする人や、戦術などを分析しながら観る人にとっては概ねスタンダードな内容だと思うけど、代表戦しか観ないとか生観戦しない人にはぜひオススメ。きっとピッチ全体を俯瞰して観たくなります。かつ、通ぶれます笑
    わかりやすく書いてあり、二時間もあれば読み終わるのもちょうどいい。

  • 選手の視点にたって戦術の解説されていて、読んで試合を見ると成る程と思う
    試合中の修正や選手交代の意味なんかも考えられる様になる
    だいぶ前の本だけど出てくる選手がかなり今も中心選手として活躍してるのがすごい

  • 「ピッチを4つのゾーンに分けて観る」「FKは向かって左から2、3番目の選手の背丈と足下に注目」などの戦術が3割、残る7割が日本代表やJリーガーの選手解説。
    サッカーの戦術については情報量が少なすぎて、観戦術を語るには弱い内容だと思う。その一方、日本人選手の強み解説は分かりやすい。同じピッチに立った者としての視点というのもユニーク。日本人選手やチームが好きだって人は満足できるでしょう。

  • 読みやすくてあっという間に読めてしまいました。

    オリンピック間近、
    ワールドカップを2年後に控えたこの時期にぴったりな内容でした。
    逆に言えば、この本、今読まないと鮮度が落ちそうな感じです。。

    いつも冷静で、物事を公平な目で見ている筆者のスタンスが好感持てます。

  • およそ10年前に執筆された書籍ですが、サッカーのシステム等々急速に発展してきたとはいえ、素人が観戦する上で十分参考になる点が書き連ねられています。主にDF視点というところも特徴です。

  • 図書館

  • 確かにワンランク上なのかもしれないが、基準がそもそも高くない。
    個人に焦点を当てた話は面白かったが、大きな話が多く、戦術的な視点や理解が高まるようなところはあまりない。

  • 初心者向け、宮本さんファン向け。

    頻繁に出てきていた言葉は、発言するチームや選手、すなわちコミュニケーションをとるチームはより勝利に近づくことができるということ。選手同士、審判と、などなど。

    遠藤はパスをやめる判断、やめる技術があるということも描かれていた。

  • 観戦力かどうかはわからないけど。サッカーでボールばっかりいていては面白いことのがしてるよという本。
    正直これといって新しい情報はあまり得られなかったけど。

    PKでの一呼吸をそんなに重視して見ているという点は驚きでした。

  • サッカーの観戦の仕方。ボールを持っていない選手の動きや駆け引きを観る、4つのゾーンに分けて観る。

  • エッセンスを凝縮すると、オフザボールに注目しましょう、という事。1人のプレーヤーが1試合でボールを持つ時間は2分。残りの88分で試合は決まる。
    けどやっぱゴール裏じゃとボールに注目してしまうんよなあ。
    センターバック、およびキャプテンの仕事に興味を持つ様になった。森重ももっと審判にコンタクトして円滑に試合を進めてくれ。

    ◇リーダータイプのセンターバックは、常にこうしてしゃべっているものです。34

    ☆レフェリーとの接触もキャプテンの仕事の一つ40

  • 選手の目線、特にオフザボールの動き方についてよく書いてある。客、というよりやっている人にとって参考になる本。

  • 宮本さんによる、サッカー観戦についての本。

    主な対象は、
    サッカーに興味をもち始めて、これからもっと知ってみたいと思っている人だろう。
    タイトルの「ワンランク上の」というのがよく合う。

    とは言え、宮本さんのサッカー観が描かれていて、
    一緒にプレーした選手や主に日本の現在(2012年)のサッカーシーンについての言及もあり、
    サッカーをよく知っている人が読んでも、新しい気づきがきっとある。

    サッカーの試合を観に行きたくなる。

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  • サッカーの見方はホントに奥深い。どちらのチームが押しているのかはすぐわかるが、なぜそうなるのか、何を変えればよくなるのか、誰が効いているのか?これを見極めるのは難しい。

    そんなこむずかしく考えなくても楽しめますし、そうすりゃいいのかもしれませんが、色々考えて見るのが好きです。

    そんな私にこの本は期待大でしたが、内容はちょっと物足りなかったです。

    細部と大局と心理。
    ひとつまえのプレーの必然性。
    個性とチーム戦略。

    こんなことを思いました。

  • 元日本代表のDF宮本氏による初心者向けサッカー戦術と日本代表選手紹介本であり、自身のサッカー選手時代のことを書いたエッセイ。

    なるほどと思ったこと
    ・サッカー1試合90分間の内、1人の選手がボールに触れている時間は2分間だけ。ボールを持っていない88分間の動きこそ重要である。
    ・FWとDFライン最後尾までの適切な距離は30mくらい。攻撃時にDFラインが下がったままで距離が30mより長くなると、パスが回し辛くなったりコミュニケーションとりづらくなったりして、ボールを奪われやすいとのこと。DFラインが前に出た方がリスクが高いように感じるけど実際は逆で、攻撃は最大の防御ということなのだろう。

    宮本氏が語る日本選手に関する説明の中では、中田ヒデ氏についても書かれていた。
    宮本氏は彼の頭の良さや真剣さを尊重しており、2006年ドイツW杯当時、彼が他選手と意見が食い違って孤立していたことが残念だった様子。
    ブラジルW杯ではそんなことがなく、みんな仲良くやってもらいたいなぁ、と思う。

  • 宮本さんはビジネスマンだと感じた

    今後の本も楽しみ

  • 2012年12月27日購入。

  • サッカー選手、88分間はボールを持っていない、ボールを持たない時の動きを見ろというのは視点として面白かった。FWがゴールを決められない、MFがイージーなパスミスをする背景には、ボールを持たないDF側の動きを読んだ駆け引きがある。また、コートを4分割でとらえる視点も参考になった。

  • サッカーはスタジアムで観ると、プレーひとつひとつの重要性がすごくよくわかる。だからこそTVよりハラハラドキドキするわけやけど、そうした観戦のポイントを解説した本。
    ただ、交代で出てきた選手に、まずはファールでもいいから強く体を当ててプレーをしにくくさせるというような、選手目線の話は新鮮だった。
    あとセレサポからすれば、山口螢が誉められてたのが嬉しい。

  • 2014/1/7 1冊目。

  • 楽しく読めた。
    宮本のサッカー観が優れていることを感じた。
    サッカー観戦は、奥が深く、理解しながら観戦
    するのは難しい。見どころが沢山あって。
    今度は、オフザボールを見る観戦も
    してみたい。

  • 元プロサッカー選手で、日本代表のキャプテンも経験している宮本恒靖さんの、「サッカーの観方」の本。
    初心者向けに書かれていると思います。私も初心者なので、勉強になりました。
    試合を見ていると、ついボールを目で追ってしまうけれど、90分のうち選手ひとりひとりがボールを持つ時間はほんの数分。ボールを持っていないときの動きを追ってみるとわかることが多い……などなど。
    サッカーにくわしくなれる日まで繰り返し読みたい。そんな気持ちになりました。
    そして、サッカーって頭が良くないと上手くならないのでは?とも思いました。観戦する立場も同じかも。

  • サッカー日本代表のキャプテンを務め、かつ屈指の理論家でもある宮本恒靖の一冊。

    一流スポーツ選手にありがちな単純な回顧録かと思ったら大間違いで、文字通りサッカー観戦術の指南書。

    実際にピッチに立つ機会があるわけではないので、その理解は必ずしも著者の意図に沿ったものではないにしろ、非常に勉強になった。

  • ボールを持たない88分の動き。サッカー観戦はボールを持っていない選手の動きを見ることで更に面白くなる。
    宮本氏はサッカーを分かりやすく説明する力が素晴らしいと感じた。

  • 日本代表元主将の宮本恒靖が書くサッカーの見方についての本。ひとつひとつの解説が非常にわかりやすい。こうやって自分の言葉でわかりやすく大事なことを伝えられるプレイヤーは、ファン層を増やすにも本当に貴重だと想う。
    内容で印象的だったのは頭の良さを強調していたこと。90分のうちボールを持っていない88分に、いかに状況を読み次のプレーを予測して動けるか。
    またコミュニケーションの重要さについても触れている。ピッチに立つと監督が全て指示をしてくれない。自分たちで問題を発見し、チームメイトとコミュニケーションし、解決していかないといけない。それに長けていたのがヒデだったと。
    いろいろな局面を具体的に示しながら見るポイントを説明していたが、とても面白く読めた。

  • 2大会連続W杯出場し、ドイツ時代はキャプテンとしてもプレイしていた宮本恒靖氏による、サッカー観戦術。DFとしての相手との駆け引き等は現役当時にフィジカル面では劣るものの、それを補う賢さで相手と対峙していただけの事はあるかなと思う。厚さも無く、幅広いファン層が読んで良い形になっていると思うので、テレビやスタジアムで見ながら、友人たちとわいわい話す上で持っておくと会話が弾むかもしれない

  • 宮本のレフェリーに対する考え方と家本の本が繋がったなぁ。
    てか家本の本読んでるんだなぁ。

    112p

  • サッカーのボールの近く以外の駆け引きを見るようになった。

  • 「あのDF、巧くコース切ったね」「今のFWのプルアウェー、あれは難しいよ」「あのセンターバックの距離感、絶妙ね」「あの右から2人目の壁、ちょっと低いね」「ボールの動きだけ見ててもサッカーは判らんよ」などの知ったかができる本。

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