ハッピー8: 性格診断×ドラマ

著者 : 名越康文 森綾

• 朝日新聞出版 (2006年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[michikoさんの感想 · 2009年3月8日]

精神科医、名越康文さんの本。
直感でなんとなく合わないような気はしていたのだけれど、やっぱりダメだった。
軽すぎるというか、なんというか、物足りないというか。
本というよりも雑誌に書かれている読み物の一部という感じ。

IT企業に派遣社員として勤める8人の女性の金曜日とそれぞれの週末を通して、8人の性格を分析していくというもの。
ただ、読んでいて「それは根拠に乏しいかも？」と思われる部分も多い。
読みやすさに重点を置くためにあえてそうしたのかもしれないけど、とにかくわたしにはダメだった。

精神科医の本として出すのにはちょっと・・・微妙。

著者プロフィール

１９６０年、奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業。大阪府立中宮病院（現：大阪府立精神医療センター）にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、１９９９年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。主な著書に『驚く力』（夜間飛行）、『自分を支える心の技法』（医学書院）、『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』（ＰＨＰ新書）などがある。

「2015年 『日本の反知性主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」