作品紹介・あらすじ
歴代総理にズバッと切り込んできたジャーナリスト、田原総一朗氏。週刊朝日100周年記念企画として田中角栄氏以降、秘話を交えて振り返り、独断と偏見で歴代総理19人を採点した「宰相の『通信簿』」を大幅に加筆して書籍化。
感想・レビュー・書評
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図書館の新着コーナーで手に取った。
「朝まで生テレビ!」で著者の強引とも思える司会を楽しんでいたのが懐かしい。
これほどまで歴代の首相のそばにいて取材だけでなく、助言したりして頼られる存在だったとは...。首相の苦悩もよくご存知なのだろう。週刊誌用に読みやすくさらっと書かれているが、もちろん書けないことは墓に持っていくしかないのだろう。
それにしても著者の質問(追及)が海部俊樹、宮沢喜一、橋本龍太郎の3人の首相を退陣に追い込んだとは、やっぱり骨太のジャーナリストなんだ。小学校5年性で玉音放送を聴き、前後の大人の変わり身を経験した世代だ。
書名(コラム名)は編集者が考えたのかもしれないが、著者も承諾のうえとおもうと少し寂しさも感じるんだな。
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著者プロフィール
ジャーナリスト/1934年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社、64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年からフリー。テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、放送批評懇談会35周年記念城戸又一賞を受賞。現在も「激論!クロスファイア」(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ、ラジオの出演多数。著書に『日本の戦争』(小学館)、『創価学会』(毎日文庫)、『さらば総理』(朝日新聞出版)など多数。
「2023年 『会社が変わる!日本が変わる!! 日本再生「最終提言」』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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