さらば総理 歴代宰相通信簿

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023322738

作品紹介・あらすじ

歴代総理にズバッと切り込んできたジャーナリスト、田原総一朗氏。週刊朝日100周年記念企画として田中角栄氏以降、秘話を交えて振り返り、独断と偏見で歴代総理19人を採点した「宰相の『通信簿』」を大幅に加筆して書籍化。

感想・レビュー・書評

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  •  図書館の新着コーナーで手に取った。
     「朝まで生テレビ!」で著者の強引とも思える司会を楽しんでいたのが懐かしい。
     これほどまで歴代の首相のそばにいて取材だけでなく、助言したりして頼られる存在だったとは...。首相の苦悩もよくご存知なのだろう。週刊誌用に読みやすくさらっと書かれているが、もちろん書けないことは墓に持っていくしかないのだろう。
     それにしても著者の質問(追及)が海部俊樹、宮沢喜一、橋本龍太郎の3人の首相を退陣に追い込んだとは、やっぱり骨太のジャーナリストなんだ。小学校5年性で玉音放送を聴き、前後の大人の変わり身を経験した世代だ。
     書名(コラム名)は編集者が考えたのかもしれないが、著者も承諾のうえとおもうと少し寂しさも感じるんだな。

  • 歴代総理を決断力、構想力、発言力、気配り、セクターで評価
    本人の評は決断力5、構想力5、発言力5、気配り1、セクター1
    大手新聞社の就職試験は全て落ちた
    そのコンプレックスがエネルギーだった
    田中角栄は無名な自分を認めてくれた。取材後に100万円を断らずに受け取ったので、その後の取材が可能となった。
    金権政治をやめるには金がかかる選挙を小選挙区制にした。自民党推薦をもらう為にイエスマンだらけ。安倍総理に反対意見を言う議員が消えた
    地方改革を目指して税制改革をしようした
    TVインタビューでどうするか聞いて回答につまる表情が放送。結果、自民党は選挙で惨敗
    宮沢総理とは親交が長く深かった。TVインタビューで追い込み選挙で負けた。
    あの時は、仕方がなかったといい人すぎた
    田中は竹下に裏切られた。竹下が会いに行っても会えず。孫のDAIGOはTV局で会うと祖母が大変お世話になりました、気配りの良さは祖父譲り
    祖父と父が総理の福田達夫が若手の注目
    小泉が総裁選に出る時、幹事長から相談かれた。日本をぶっ潰すから、自民党を壊すに変えれば答えた。
    小渕は、自分は頭が悪いからと、何回も電話で質問された。
    岸田は会ったことがなかった。総理になったあと、岸田から宮沢さんの勉強会で会いましたと言われた
    森総理は総理になる予定ではなく女性蔑視発言するが家では奥方に頭が上がらず自分と同じ
    カン総理は市民活動あがりで政治家タイプでない
    村山は総理になりたくなかった

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著者プロフィール

ジャーナリスト/1934年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社、64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年からフリー。テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、放送批評懇談会35周年記念城戸又一賞を受賞。現在も「激論!クロスファイア」(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ、ラジオの出演多数。著書に『日本の戦争』(小学館)、『創価学会』(毎日文庫)、『さらば総理』(朝日新聞出版)など多数。

「2023年 『会社が変わる!日本が変わる!! 日本再生「最終提言」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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