自炊。何にしようか

著者 :
制作 : 赤澤 かおり  立花 文穂 
  • 朝日新聞出版
4.20
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本棚登録 : 635
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023333468

作品紹介・あらすじ

高山なおみファン待望のレシピ本。神戸に引っ越し一人暮らしをはじめてからの「ひとり分のごはん」の自炊アイデアをまとめた本書。『朝食』『昼食』『夕食』『お客さんが来た時』……食のドキュメンタリー形式で全100レシピ紹介。写真は齋藤圭吾、デザインは立花文穂、編集は赤澤かおり。

感想・レビュー・書評

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  • ふくう食堂/とびら
    http://www.fukuu.com/index.html

    朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:自炊。何にしようか
    https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=22292

  • これはもう大当たりの本。手に持って少し開い
    て紙質から、重みから、写真から、文章からす
    べてしっくりきていて、ずっと手元に置く本っ
    て思った。高山なおみさんは新刊が出たら買う
    事にしていたけれども最近は少し違うような気
    がして熟考してから買うようになった。
    今回は先に図書館で借りて、でもぱらっと見た
    途端に買わなくちゃと思って、読まずに返却し
    すぐにAMAZONで購入した。
    本の製作に携わった人を見ると編集赤澤さん、
    写真斎藤さん、デザイン立花さん。みんな
    高山さんのエッセイなどでおなじみで、高山
    さんとのこの本を製作している段階のやりとり
    を想像できて、それもまた楽しい。
    本の内容は一人で暮らしていく上での食事の流
    れにそって朝・昼・夕にわかれてレシピとちょ
    っとした文章が書いてありとても見やすい。
    その後に夏のこと、冬のことが同じような感じ
    で続く。ちょこっと書いてある高山さんの言葉
    がとても参考になる。
    たまに写っている高山さんも服装含めかわいく
    て年齢を重ねてもこんな風に素敵になれるん
    だってワクワクする。今は家族でわいわい暮ら
    しているけれど、いずれ一人になることがあっ
    てもこの本があれば怖くないなって思った。

  • 料理を作りたくないときにも責めない、むしろ守ってくれる、心強い料理本。

  • ひとり暮らしで仕事やら何やらを理由にあんまり自炊らしい自炊できてなくて、でも丁寧な暮らしには憧れがあって、そんな時にこの本に巡り会いました。
    たくさんの料理、料理をする風景の写真においしい空気が伝わってきます。四季、朝昼晩の切り口で高山さんの生活と料理が紹介されていて、どのページを開いても楽しいです。余った食材の使い途もさりげなく書かれており、知恵をつけてくれます。
    読んだ後は、何食べようかな。何か作りたいな。という気持ちになります。私は直ぐにできそうなネギ醤油と湯豆腐にしました。ネギ醤油は、これからも冷蔵庫に常備したいと思います。

  • 食材も調味料もシンプルだから、素材の味が活きるレシピばかり。高山なおみさんが一人暮らしになったので、作る分量も少なめの今回の料理本。一人分しか作らない私の様な人にとってはとても有難い。吉祥寺のお家の狭いけれど機能的なキッチンが見られなくなったのはさみしい事だけれど、ひとりでもしっかり食べて生きている高山さんはとても心の支えになる。

  • 最近料理本にハマっていて気になった一冊です。

    料理を楽しめる人って食に探究心や好奇心があったり、ユーモアやアイデア豊かであったり、ひと手間を惜しまずに注ぐことができる人であるのかなと思いました。

    例えば、ウィンナーの話。
    私はただ焼けて食べられればいいから油を引いたフライパンに、爪で切り込み線を入れたウインナーを並べて焼いて食べていました。
    爪でやるのはただ洗い物を増やしたくないから(笑)

    だけど、高山なおみさんの場合は、フライパンに水とウィンナーを入れて、ぐつぐつさせて、ウィンナーを手で押した時にプリッと皮が弾くような弾力になれば、お湯を捨てて乾いたフライパンに油を引いてウィンナーを再度焼くんです。

    昨日それをやってみたらウィンナーがプリッとしてて、手間をかけたからこそなんだか食べることが楽しみになったし、普段との違いを味わおうと食べることに丁寧になれました。

    贅沢って高級な何かをするじゃなくて、日常生活にほんのちょっとの手間をかけることなのかなと感じました。

  • めちゃくちゃ映えるわけでもない、だけどどれも美味しそうな料理がたくさをありました。

    食べるとは生きること

    真似したい料理がたくさん。丁寧に料理して食べているのがわかる1冊。

  • レシピが中心の本だと思って、しばらく手に取ることもなく存在だけを感じている本だった。

    たまたま図書館で見つけて読んでみたら、高山なおみさんの暮らしが丁寧に描かれていて、いつもブログで見ていたレシピが写真で紹介されているのには、「あっ、このソーセージは!」というように感動していまいました。

    いつも日記に書かれている海やご飯が見れたことでまたブログを読ませて頂く楽しみが増えました。

  • 高山なおみさん、一人暮らしをされていたんですね。一人分のお食事を丁寧に作っていらっしゃるのは本当に尊敬します、ズボラに料理している私は…
    写真がたくさん載せてあるのは、ただ素敵なだけでなく、プロセスが分かりやすいです。

  • とっても素敵だった。一人暮らしを始めて、自炊するようになったら手元に置いておきたい。
    こういう素朴で、環境に優しくて、知恵がたくさん詰まってて、時々手間のかかる料理をつくれるようになりたいな。
    まな板はすぐに洗って干す、とかも書いてある。ことあるごとにこの本を開いて、私自身の生活に溶け込ませたい。

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著者プロフィール

1958 年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い。著書は、経験や体験に裏打ちされた料理書や料理エッセイのみならず紀行記や日記、絵本など多数。

「2023年 『帰ってきた日々ごはん13』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高山なおみの作品

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