木苺通信

著者 :
  • 偕成社
4.22
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本棚登録 : 42
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784030141308

感想・レビュー・書評

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  • 竹下文子 著「木苺通信」、1989.12発行。これは、エッセイでしょうか・・・。花や鳥、雲や星、・・・、季節を奏でる詩歌のようでもあります。竹下文子さんの感性豊かな世界が広がっています!

  • 先日再読した風町通信の余韻のままに、図書館で借りてきました。絶版になっていて、買うことは難しいようですね。
    言葉選びや雰囲気こそ風町通信と似ていますが、世界観、空気感は随分違うと感じました。私の中では。こちらの方がより具体的と言いますか。続いている世界の中の一コマ一コマを覗いている感が強い。キャラクターとして登場人物が描かれている感が強いかな。
    うまく説明できませんが。より児童書らしい。王道ファンタジーの雰囲気。池田あきこさんのわちふぃーるどシリーズのファンなのですが、そこと繋がるものを感じる。

  • 本当に大切な一冊。 少し寂しかった時期に手に取り、一人住まいのアパートで、少しずつ噛みしめるように大切に読んだ本。 木苺谷に移り住んだ主人公が、狼のトプ等と過ごす日々を優しく綴った一冊。でも、どこかもの悲しい陰の部分がひっそりと混じっているようで、その気配にも不思議と癒されました。

  • ブクログ談話室で知って読みたくなったので、図書館で借りた

    木苺谷に暮らすものたちの、連作短編集(全24編・月刊「MOE」にて2年間連載)
    幻想的ということばがとても似合うおはなしだ
    「ランタン野菜の季節」にうっとり、「汽車に手をふって」・「星祭りの夜」の擬音語の終わりにとくん、「冬の魚たち」にひんやり、「ワルツの薔薇」にふんわり、「果実時計」にどきん
    小川洋子さんや長野まゆみさんの作品が好きな人は、この本も気に入るかも知れない

  • 住みたくて住みたくて

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著者プロフィール

1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学在学中に童話集『星とトランペット』でデビュー。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで路傍の石幼少年文学賞を、『ひらけ! なんきんまめ』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『なまえのないねこ』で講談社絵本賞など6つの賞を受賞。主な作品に「のりものえほん」シリーズ、『まじょのむすめワンナ・ビー』『トリケラトプスのなんでもないいちにち』『しゃっくりくーちゃん』『ねえだっこして』『にげろ! どろねこちゃん』『なんでもモッテルさん』などがある。静岡県在住。

「2022年 『三日月島のテール 行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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