あなのはなし

  • 偕成社
3.84
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本棚登録 : 210
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033286006

感想・レビュー・書評

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  • あなが旅を続けていくうちに仲間ができ、オオカミに食べられてもあなのおかげで助かるという、シュールさが心地よい。あながあなとして存在することになんの疑問も抱かない世界。

    ミラン・マラリークさんはチェコの方ということで、確かに、チェコの児童文学味がある。『女の子と雨』や『もぐらとずぼん』のような。奇想天外では無いけど『りんごの木』も淡々として繰り返し読みたくなるような(それとも訳のおかげなのかな?)

    …ドーナツは「あな」要因ではないみたい。

  • 主人公「あな」の部分が本当に紙に穴が開いているので、そこが小さい子どもにウケていた。めくるのが楽しそうでした。
    話は非常にシンプルですが、「あな」が主人公でシュール。

  • はじめは靴下にあいただけの小さな「あな」。誰もつくろってくれないので、とうとう彼は旅に出ることに。「あな」が主人公の穴あき絵本です。

  • 息子8歳4か月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯◯

    〈子〉
    読んだ◯
    何度も読む(お気に入り) ◯
    その他

    ほわっとしたかわいらしいお話かと思いきや、オオカミが永遠の暗闇の中に閉じ込められてしまうダークなお話です。

    一見とてもかわいい作品。
    でも実は大人向な作品かもしれない。
    オススメです。

  • 穴!ちょっと怖い
    最後のは赤ずきんちゃん?

  • 978-4-03-328600-6 27p 2014・9・? 初版1刷

  • おちがなくあれって感じの不思議な絵本。

  • 素話でよく語られる「あなのはなし」の絵本。
    文章と絵が合っているところと、えがたりないところがある。穴にのみこまれたオオカミとくつ下が描かれた絵や赤ずきんちゃんらしき女の子とおばあちゃんのいる部屋にあなの開いたくつ下があるなど、お話の解釈が付け加えられた絵がある。

  • 途中まではまぁまぁ楽しいんだけど、最後がちょっと…
    あなに足?

  • あるところに穴の開いた靴下があった。
    ところが誰も繕ってくれなかったので穴がどんどん大きくなりついには靴下を飲み込んでしまった。
    そこで、外の世界を見たくなった穴は出掛けることにする。
    途中で、ドーナツに出会うと、ドーナツも世界を見たいと言うので一緒に世界を回ることにする。
    穴とドーナツ2人いるならオオカミも怖くない。
    同じ調子で、カエル、ツバメ、ひつじが仲間になる。
    とある空家にたどり着いたので今夜はここに止まることにしてそれぞれ思い思いの場所で休む。
    そこへオオカミが帰ってきた。
    オオカミはひつじ、ツバメ、カエル、ドーナツ、穴、を順番にぺろりと食べてしまう。
    ところが、穴が食べられたのでオオカミの体に穴が開いてしまう。
    その穴からひつじ、ツバメ、カエル、ドーナツが出てきた。
    穴はオオカミを飲み込んで更に大きくなってみんなで旅を続けるのだった。
    女の子とおばあさんの部屋にも穴の開いた靴下が…。

    穴部分には実際に穴が開いている、穴あき絵本。
    穴が周りを飲み込むというのがシュールでちょっと怖い。

    どこかの国の昔話だとか。

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