はらぺこゾウのうんち

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 76
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033327808

作品紹介・あらすじ

ここは、赤道の近くにある、南アジアの国。森の中で、ぼくはとても大きなうんちをみつけました。うんちをした動物は……。
アジアゾウは森にくらし、長い鼻を使って、葉っぱや草をたくさん食べ、水も大量に飲みます。だから、うんちも大きいのです。
ところが、このゾウの森では、とてもこまったことが起きていました。もう長いこと、雨が一滴も空からふっていないのです。そうすると植物が育たず、葉っぱや草が少なくなり、ゾウは食べものや飲み水にもこまります。はらぺこになったゾウは……。
ゾウや、さまざまな生きものがすむ熱帯雨林のジャングルに今、深刻な異変が起きています。

感想・レビュー・書評

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  • アジアのジャングルで生きるアジアゾウ。近年、世界中で大きな問題となっている、地球温暖化、干ばつなどが野生動物に影響を与えているようです。生きものたちが暮らせる豊かな自然が消え、ゾウも住めなくなった地球は、私たち人間が望む未来なのでしょうか。
    (カウンター担当/向日葵)

  • SDGsにいいかも

  • K
    4歳2か月

  • ジャングルで水も草もたっぷりとったゾウが落とすウンチは、黒々どでかウンチ。

    旱魃で、人の社会で食べ物を探すことを覚えたゾウのウンチはレジ袋のまじったカサカサウンチだ。

    水浴びをして遊ぶゾウの楽しそうな写真!
    見返しも、忘れずに読みたい。

    地球が貧しくなっている。
    環境問題は人口の問題、人が快適と思える暮らしの問題でもある。
    もう、単純に地球が養える人の数や暮らしではなくなっているのだろうな。
    せめて、暮らしを見直したい。
    巡りめぐって、ゾウに届きますように。

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著者プロフィール

生物ジャーナリスト・写真家・作家。
:ネイチャーズ・プラネット代表。学習院女子大学非常勤講師。秋田県生まれ。日本とオーストラリアの大学・大学院で生物学を専攻し、グレート・バリアー・リーフにあるリザード・アイランド海洋研究所で研究生活を送る。その後、野生生物の生態や環境に視点をおいて、世界中を訪れている。日本テレビ『天才!志村どうぶつ園』監修や『動物惑星』ナビゲーター、『世界一受けたい授業』生物先生。NHK『視点・論点』、『アーカイブス』、TBS『情熱大陸』、テレビ朝日『素敵な宇宙船地球号』などに出演。
著書に、『えんとつと北極のシロクマ』(少年写真新聞社)、『環境破壊図鑑』『南極がこわれる』『アマゾンがこわれる』(以上ポプラ社)、『地球の声がきこえる』(講談社)、『森の声がきこえますか』(PHP研究所)、『きせきのお花畑』(アリス館)、『ヒートアイランドの虫たち』(あかね書房)、『小さな鳥の地球たび』『地雷をふんだゾウ』『ガラパゴスに木を植える』(以上岩崎書店)、『森の顔さがし』(そうえん社)など多数。

「2018年 『砂漠が泣いている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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