学校ウサギをつかまえろ (創作こどもクラブ 16)

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035301608

感想・レビュー・書評

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  • 最後まで読み通して、ああ、作者はこの物語で大きくは1つの気分を書きたかったのだなあ、と思った。岡田淳さんなので、逃げたウサギを追っていった子ども達が不思議な世界に入り込むといったようなストーリーを想像していたが、まったく裏切られた。しかし一見たいしたことのない事柄の中に、本人たちにとっては大きなドラマがあって、みんなで何かに夢中で取り組むことの大変さと楽しさにあふれたお話だった。

  • 978-4-03-530160-8
    C8393\1000E.

    学校ウサギをつかまえろ
    創作こどもクラブ16.

    1986年12月1日 
    2010年 11月  27刷
    作者:岡田 淳(おかだ じゅん)
    発行所:偕成社
    ------------
    カバー扉より
    ぼくのクラスに 美佐子って女の子が転校してきた
    目がぱっちりと 大きくて すっごく かわいいんだ
    だけど、ほとんど 人としゃべらない
    もう一か月になるのに、ぼくも まだ 美佐子と 口をきいたことがない・・・・

    目次
    1 伸二は、ウサギを見たといった
    2 おもしろいことになってきた
    3 ウサギ、はっけん
    4 ウサギ追いだし作戦
    5 にいちゃんは、ぼくたちの問題だといった
    6 山田は、口のはしでわらった
    7 のんこがわりこんで、ぼくらはひっつきあった
    8 達ちゃんはためいきをついた
    9 美佐子の目が、きらっとひかった
    10 ぼくは、かえりたくない気分だった
    --------------------
    主人公は小学校4年生、藤田恭 季節は1月。
    山田功(やまだいさお 山田 メガネでガリベン)
    沢井達也(さわいたつや 達ちゃん、スポーツ万能、隣の家)
    田代伸二(たしろしんじ 伸二 転入生 ほらふき)
    美佐子 二学期の終わりに転入してきた。話をしない
    紀子 (のりこ のんこ そろばん塾へ行く途中で加わる)

    -----------------------------
    学校で飼っているウサギ。たった一匹残っていたのが逃げ出した。
    ほら吹き伸二が見かけたという工事現場に居た。プレハブ小屋の下に入り込んでいたウサギを捕まえるまでの話。
    夕方で、かえらなきゃいけない。けど、ウサギはこのままにしておけない。
    そろばん塾に行く途中の紀子 塾へ行かなきゃと途中で抜けた山田も網を持って再戦
    工事現場の保安員のお兄さんも、ライトなどで協力して 何とか捕まえてウサギを学校の小屋へ戻した。
    ---------------------
    ウサギが逃げる 中々つかまらない その間のお話だけど、それぞれのおうちの事情やら、子どもなりに思いやった利するシーンもある。

    子どもたちの日常のひとこま。子どもなら楽しめそうです。
    書架整理のために手にしました。

  • 脱走したウサギを捕まえることで、みんなが仲良くなっていくお話。ほのぼのした。

  • 自分たちでやってのけたりドキドキもある感じ。好きです。

  • 学校ウサギだと思っていたが、実は・・・とか、謎の美少女の正体は・・・とか、マジックがあるかと思ったけど、特になし。
    子どもの友情物語。
    文章で状況が読みとれない子どもにも挿絵が説明してくれる親切設計。
    登場人物は4年生だが、読むのは2,3年生でも大丈夫な感じ。
    いい作品だとは思うが、岡田淳マジックを期待する子にはちょっと物足りないかなあ。

  • 四年生の男子二人と女子二人。学校から逃げ出したウサギを見つけます。工事現場に入って行ったウサギはプレハブ小屋の下へ。六人はどうやってウサギを捕まえるのか?
    中学年向き。

  • ウサギがにげたら えさもないし かわいそう・・・ゆう

  • 2学期になってから、へんなやつばかり転校してきた。ひとりは伸次で、すぐばれるウソをつく。もうひとりは美佐子。無口でくらい美佐子なんて呼ばれてるけど、目が大きくて、すっごい美人なんだ。

  • 岡田淳の作品で初めて読んだ本。

著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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