オイレ夫人の深夜画廊

著者 :
  • 偕成社
3.50
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本棚登録 : 117
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036431502

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目。不思議な体験から運命が変わる。児童書としては少し難しいかな。
    シリーズ物なので、舞台となる街や登場人物がリンクするのは嬉しい再会で面白く感じた。しかしシリーズ2の「アルフレートの時計台」がとても良かったので、本書はのめり込めなかった。
    「時計台」にまつわる不思議な話をもっと聞かせてほしい。

  • シリーズ3作目。自分もヒントに出会ったら気づけますように。

  • 前から気になっていたもの。作者のあとがきをよむとこちらは三部作の最後らしい。前のふたつを読んでいない。読んでいなくてもそれなりに楽しめるが読んでいた方が楽しめたのかな?

  • JBBY2017選書リスト

    テーマ:3
    文章・ストーリー:3.5

    不思議な雰囲気の話。斉藤洋は和風な作品のイメージが強かったが、ドイツを舞台にしたこの話も違和感なし。語り口は安定していて、自然と物語世界に入っていくことができる。
    ドイツの大学生の青年が、雪による電車の立往生で偶然立ち寄ったオイレ夫人の深夜画廊がきっかけで、自分の進む道を再発見する話。
    主人公や登場人物はみな成人(と思われる)。また、説明なしにドイツの大戦時に実在した撃墜王と思われる人物が出てくる。児童書というくくりではあるけど、作者の趣味に走ったような?小学生には難しい。ちょっと背伸びをしたい中学生~?でも心に残るのは大学生以上の大人なのではないかと思う。

  • ドイツの架空の町を舞台にした、静かで美しい世界観のお話。児童書だけど、大人の心に響く物語でした。
    見知らぬ町に降り立った主人公が「オイレ夫人の深夜画廊」に行くと、世にも不思議な体験をすることになる。それは彼の心をゆさぶり、運命を変える出来事だった。店主のオイレ夫人は何もしない。ただ夜になると店を開け、お客を招き入れるだけ。それでも彼女の店を訪れた人は皆、大切な何かを思い出して店を出る。もしそんな店に出会えたら…私も足を踏み入れてみたくなるに違いない。
    読んだ後で三部作となっていることを知ったので、1と2も読んでみようと思いました。

  • 私は、写真の少女は店主だと思ったよ。

  • 雪で列車が止まりイェーデシュタットのホテルに泊まることにしたフランツ

    夜間専門の書店「オイレ夫人の深夜画廊」に立ち寄ると、木彫りのライオンがガラスケースにおさまっているのを見つける
    それは、子どものころ近所にあった建材店のグライリッヒさんが戦争に行くときにフランツがプレゼントした手づくりのライオンだった

    思い出したいものに出会うことのできる不思議な画廊、ライオンをきっかけにフランツの思い出によみがえったのは...

    『ドローセルマイアーの人形劇場』(あかね書房1997)、『アルフレートの時計台』(偕成社2011)につづく“邂逅の町”イェーデシュタットをめぐる三部作の完結編、2016年刊

    ドローセルマイアー、クラウス・リヒト博士も登場して20年がひとめぐり

  • しまった前二作を読んでいない!

  • 「ドローセルマイアーの人形劇場」「アルフレートの時計台」に続くイェーデシュタットを舞台とした物語なので、期待していたが、前の二作が素晴らしすぎたせいか、これはそれほどでもなかった。
     あっさりしていて、「あれ?終わっちゃった」という感じだった。

  • 見知らぬ町で途中下車することになったフランツは、駅で聞いた「深夜画廊」という名の書店に心ひかれた。夜間専門の古本屋で、2階は画廊になっているらしい。なにげない思いでその店をたずねたフランツは、そこで運命を変える不思議な体験をすることに。

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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