- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784036527106
感想・レビュー・書評
-
うつくしく静かでほの暗い雰囲気に味戸ケイコさんの絵もぴったり。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぽわっとしてていい感じ。精神的に疲労したときに読むといいかも。メルヘンな感じ。
-
お婆さんの想像上の孫たちが現れて…心あたたまる表題作。様々な「赤」をみごとに表現しつくした『ひぐれの〜』。美しい自然が時にものすごく恐ろしいものになる『初雪の〜』『野の果て〜』。1番好きなのは『海の館の〜』頑張っても頑張っても報われない…でもくさらず頑張り続ける人。そんな人が努力を実らせ少しずつ幸せになっていく話はやはりいい。尽くして消えていくのは同じなのに悲しくなるのは『エプロンを〜』三十郎の気持ちがやっぱり分からない。だけど人間は知らず知らずみな三十郎なのかも。
-
童話集。むかーしに読んで印象に残っていたけれど、タイトルも何もかも忘れてしまっていたのをようやく発見。読んだのは小学生の頃で、その年代が対象の本だけれど。大人でも充分に楽しんで読める一冊です。
穏やかで優しい童話だけど。異界の垣間見えるような幻想的な物語ばかり。甘ったるくはなく、むしろ辛口な要素もちょこちょこあったりします。私、やっぱり子供の頃からこういう世界観が好きだったんだなあ。
印象に残っていた物語は「初雪のふる日」と「海の館のひらめ」だったのですが。今読み直して新たな衝撃だったのは「野の果ての国」。……これ、ホラーでしょ! かなり怖い話です。-
「むしろ辛口な要素もちょこちょこ」
私が読んだ時は講談社文庫だったような、、、でも表紙イラストは同じ味戸ケイコ。
怖かった記憶は無く、切ない...「むしろ辛口な要素もちょこちょこ」
私が読んだ時は講談社文庫だったような、、、でも表紙イラストは同じ味戸ケイコ。
怖かった記憶は無く、切ないしか心に残っていません。いつかジックリ再読したいです。2012/12/14
-
-
どこか懐かしく、安心して読める童話集。
両親が縫製の仕事をしていたので、「ひぐれのお客」は特に懐かしさを感じた。
それぞれの話のその後を自分で想像してみることもできる。 -
おてんとさまの国にいってみたいなあと思った。
エプロンをかけためんどりがおもしろかった。 -
表題作他「初雪のふる日」「ひぐれのお客」「海の館のひらめ」「ふしぎなシャベル」「猫の結婚式」など全9編。「初雪のふる日」は教科書掲載作
-
第20回 昭和57年