- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784037500603
作品紹介・あらすじ
女用心棒バルサが人買いから助けたのは、美少女アスラ。ロタ王国をゆるがす"力"を秘めたアスラをめぐり、王家の隠密カシャルたちが動きだす。せまりくる追手から、アスラを連れバルサは逃げる。小学館児童出版文化賞受賞。『精霊の守り人』からさらに広がる世界・守り人シリーズ、軽装版第五弾。
感想・レビュー・書評
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2人の兄妹を助けたバルサが追われる。しかし、続いてしまう。
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やめられないとまらない守り人シリーズ。
しかし、巻を追うごとに、これは本当に児童文学なのだろうかと思う。この「神の守り人」なぞは、あのトロッコ問題のような話であり、正解がない道を歩いていく感じ。
精霊の守り人と同じように、思わぬ運命を背負ってしまったこどもをバルサが守っていく話なのに、精霊の守り人が「最初は敵だったものたちと味方になって強大な敵から庇護者を守り抜く」的なわかりやすい話だったのに比べて、この話は最初から庇護者を守ることが果たして正解なのか分からない状態で進んでいく。敵対する側も、単に敵になったり味方になったりするのではなく、それぞれの正義で動いていく。
虚空の旅人のときもそうだったが、本当に考えさせられるストーリーになっている。だんだんと深まっていく話に、こちらも深みにはまっていき、だからやめられない止まらない(笑) -
(2015年1月8日 再読)
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久しぶりに守り人シリーズ読んだ!ヨゴ、カンバル、サンガルときてついに物語の舞台は、ロタ王国へ。バルサの戦いは言わずもがな、様々な人物の視点から描かれる物語がこのシリーズの魅力だ。それは王国の成り立ちから、この世界の風習にまでおよび、まるでこんな世界が実際にあるかのように思える。
お話はまだ途中で、これからバルサとアスラはどんな逃亡生活を送るのか、タンダとチキサは無事でいられるのか、ロタ王国はどのような未来へ向かっていくのか。まだまだ、バルサとアスラは逃げ続けなければならないけど、地獄のような逃亡劇があるから、マーサの家での日常がとても幸せなことに感じられる。二人の兄妹がヨゴで暮らしていける未来が訪れますように。続きが楽しみ。 -
2021.01.読了
今度の舞台はロタ王国
バルサとタンダ
ロタに住むタルの民の
アスラと兄チキサ
ロタの呪術師 スファルと娘のシハナ
そして畏ろしき神 タルハマヤ
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ロタ王国での物語。
人買いからチキサとアスラの兄妹を救ったバルサとタンダ。
妹のアスラは、ロタ王国の伝説に登場する恐ろしき神にまつわる少女で、ロタ王国内に渦巻く民族争いに巻き込まれていく。
バルサの死闘が、凄みを増していく。
でも、かっこいい~
邪悪な神から心守ったアスラに、安らかな日々が訪れるといいなあ。 -
軽装版軽くていい〜*\(^o^)/* 王様だからって無条件に国動かせないのね。なんかちゃんとやろうとすると、足引っ張られるような気がする(−_−;)
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面白い。映像化の難しい本ですね。