813 (アルセーヌ・ルパン全集 (5))

  • 偕成社
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本棚登録 : 98
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784038150500

感想・レビュー・書評

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  • 「813」モーリス・ルブラン、大友徳明訳、偕成社ルパン全集5。初出はフランスで1910。

    もう多分20年以上前かに夢中になって読んだモノの再読。ルパン・シリーズ全部は読んでいませんが、読んだ中ではルパンの最高傑作だと思っています(水晶の栓も良かったけど…)。

    ケッセルバッハという名前の実業家がパリのホテルで殺される。その真相と、ジュヌヴィエーブという美しい娘を巡って、【ルパン・警察・正体不明の犯罪者】が三つ巴の戦いを繰り広げる…という内容で、ルパンはセルニーヌ侯爵であり、はたまたルノルマン刑事部長でもあるという痛快な活躍ですが、相手も強者で何度も危機に。

    そして実はこの偕成社版では「続813」と2冊に別れていて、「813」だけでは何の謎も解けずに、ルパンは獄に繋がれたまま終わります。

    相変わらず冒険と美女への愛のために不利を背負ったまま疾走するルパンが素敵ですね。

  • ルパン・シリーズの代表作の1つです。物語はこの巻では完結せず、次巻の「続813」へと続きます。
    まだ「続813」は読み終えていませんが、ルパンと謎の敵、警察とそれぞれが思惑が絡まり合って、緊迫感のある内容でした。
    この巻の最後で明らかになる、物語のある仕掛けには途中で気づいていましたが^^;、なかなか面白かったです。

  •  膨大な財産が関わるとされるケッセルバッハ氏殺人事件の謎を巡って、ルパンと謎の人物『LM』が死闘を繰り広げる!
     2冊に分かれていますが、各々独立した本編と続編というより一連の物語なので、「上」「下」とした方が分かりやすいと思います。
     なかなかドラマチックな名作で、映像化すれば面白いのではと思うのですが、意外と映像化はない模様。
     その少ない映像化の一つに、アニメ作品『怪盗ルパン 813の謎』があります。
     私が子どもの頃放映されて、私もリアルタイムで見たはずなのですが、内容は完全に忘却していました。もう一度見たい。
       http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20171223/p1

  • ルパンもの、以前1回読んだことあったかなぁ、という程度でしたが、のっけからもう引き込まれ。
    あれ、この版子供向けですよね、と奥付を確認。かなーりよい訳と雰囲気なのですが。
    そしてまぁ魅力的な変幻自在、いちいち洒脱だし。むしろ保呂草さんに近いです。
    子供向けでこんなに良い雰囲気なら、大人向けはどれだけなんでしょうか、それともこの訳ならでは?
    他の版も読んでみよっと。

  • また新しい刑事が出てきた~と思ったら。。。。。。
    数字のタイトルにとらわれて、予想外の展開が続く。
    得意の心理戦もなかなか成功しない。どこに敵がいるのか、敵は誰なのかすらはっきりわからぬまま、物語が終わってしまう。
    いつ反撃が行われるか、「続813」に進みます。

  • 813!これも名作

  • 似たりよったりの内容だけど、シリーズの中でこれが一番好きだったのかなぁ・・・

  • 子ども向けの813を読んだけど、やっぱり完訳の方が面白い!大好きです!

  • (メモ:中等部1年のときに読了。)

  • n.

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著者プロフィール

本名モーリス・マリー・エミール・ルブラン。1864年、フランス、ノルマンディー地方ルーアン生まれ。 1890年頃から小説を発表していたが、1905年に編集者からの 依頼で書いた「アルセーヌ・ルパンの逮捕」が好評を博し、 強盗紳士アルセーヌ・ルパン冒険譚の作者として有名になる。 41年死去。

「2018年 『名探偵ルパン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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