ガールズ&パンツァー 劇場版Variante 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- KADOKAWA (2019年1月23日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040652030
作品紹介・あらすじ
映像では描かれなかった「隙間」を描く濃密コミカライズ、ついに大学選抜戦へ! 大洗や他校の生徒から、大学チームや大人たちの思惑まで、今巻も濃密に描く!
感想・レビュー・書評
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すごい、選抜戦始まったのに始まってない(?)という、このスローペースでじっくり描くことこそやはりこの漫画の魅力。最終章とどちらが先に完結するんだろうというぐらいに遅い。すごい。
エリカの補完がよかったし、この不自然な試合を大学選抜側がどう受け止めていたのかを描いてくれたのもいい。映画では大学側の思惑は特に描かれず、ルールギリギリのカールを持ち出してくることもあって、ともすれば悪と感じるほどに嫌な印象もあったので。なるほど、カール導入の経緯はそういうことか、とか。いや、相変わらず欲しい補完をきちんとしてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
劇場版で心躍らせる場面、胸に込み上げるものがあるシーン、登場人物たちの人間ドラマに補強を重ねることでより輪郭がくっきりとして物語としての質量がどんどんと重みを増して重厚になっていく。このコミカライズはその時点で意義をなしており、またブースターとして劇場版のガルパンを洗練させている。CDドラマからネタを丁寧に抽出し、合間の余白に良い塩梅で肉付けして活かす手腕は読んでいてわくわくする。
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