北欧女子オーサ日本を学ぶ (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

  • KADOKAWA
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040652290

作品紹介・あらすじ

日本のアニメと漫画に感動し、北欧スウェーデンからやってきたスウェーデン人漫画家オーサ。日本に来て8年経つけど、不思議に思う習慣はまだまだたくさん。
本書では日本での食事、日本語、おつきあい、お金の使い方について、各専門の先生に作法や成り立ちを学びます。

日本でキャラ弁はどうして生まれたの?「ちゃん」「くん」「さん」「さま」の由来は?建前と本音の見分け方は?なぜ日本人は現金をそんなに大切に扱うの?
などなど、私たち日本人も知らなかった日本独自の文化についてどんどん掘り下げていきます。

ちょっとオタクなスウェーデン人漫画家が描く、日本への愛にあふれた驚き&なるほどコミックエッセイ!

感想・レビュー・書評

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  • 日本人が知らない日本っておもしろい。
    言葉の意味を深く考えたり、マナーの由来や理由を知ったり。日本人でも知らないことっていっぱいある。
    それを上から目線でおかしいよ!って言われると反発したくなるだろうけど。外国人であるオーサが知らなかったから教えてもらえて良かったーという素直な目線のお話を読むと、素直に読者の心にも届く気がします。

  • 2023/06/16 更新

  • 外国人のオーサさんが日本を学ぶ本。
    今までは外国人からみた日本の特徴や他国との違いだったけど、マナーや日本語の使い方や日本の曖昧な表現の対応の仕方などを学ぶ本で日本人でも知らない事が学べる本。

    以下個人的に印象的だった事柄
    ・おしぼりは手を清めて神様、他の生命に敬意を払うものなので手以外を拭くのはNG
    ・割り箸にも種類と格式がある
    ・懐石(お茶会の際出される)と会席料理の違い
    ・敬称は難しい。例外ありすぎ。
    ・日本語に同音異義語が多いのは日本語の音が少ないから?あと短い言葉を好むから?
    ・日本人は言語的には太平洋の人達の子孫(縄文系)と言われているがDNA的には大陸系(弥生)の影響が強く、文法は大陸の影響が強いと言われている
    ・供という漢字は差別的な意味もある
    ・スウェーデンで敬語は70年くらい前になくなった
    ・本当にLINEグループの退会ってどうやるの?w
    ・目上の人にどうしても(お見舞い等)現金を贈りたいときはお菓子の箱の上にお金包みを置いて渡す

  •  日本とスウェーデンの文化の違いがわかりやすく描かれていた。絵柄も見やすく好感が持てます。
     けれど、『日本人の知らない日本語』の二番煎じの感が拭えません。また内容的に直線的で捻りが足りず、面白みにやや乏しいのが残念でした。

     おしぼりの扱い方等、意外に知られていない作法も取り上げていて、勉強になることが多かった。小学生用の学習雑誌向きの内容ではないかと思いました。

  • 借りたもの。
    日本の不思議を渡り歩いた?北欧女子が“日本を学ぶ”。
    1.日本食のマナー
    2.日本語(その構造や成り立ちについて)
    3.お付き合いの作法
    4.お金の習慣
    それぞれのプロ(監修者)によって、日本人でも知らなかった(当たり前や「そういうもの」として習慣化していたので強く意識していなかった)、成り立ちや意味が解説される。

    日本食のマナーについては…渡し箸の無作法が三途の川由来というのは、腑に落ちないというか、諸説ありそうな気もする……(単純に不衛生とか、唾がついているものを見えやすい所に置くのは如何なものかと私は思った)
    ただ、礼法・作法については大陸由来によるもの…特に仏教の影響も大きいと思う。その際に意味付けがなされたのではないかと、読んでいて想像している。
    …個人的にはヨーロッパのテーブルマナーとの違いにも触れてほしかった。箸などの食器の使い方とかではなく、考え方の違いとか。
    初物信仰?にバブル期とかホストのシャンパンを思い出すオーサさんに共感。

    特に、2章の日本語は興味深く拝読。
    文法や文字は大陸由来だけど発音は太平洋由来。カタカナについては…外来語だけでなく常用漢字以外を置き換えてるところもあり難儀……出版社ルール?が一般に波及した影響もありそうだと考える。

    作法については、“現代”の文化でのルールについて言及しているのが興味深い。メールやLINE(SNSチャット)で、相手を不快にさせない試行錯誤。手紙からの派生のように考えてはいけないことを感じる…
    そして日本独自の「空気読め」が根底にあるように感じた。

    お金についての話では、レジにあるお金を置くお盆に、「慌てて取らなくてもよい」というメッセージが込められていた事に感動する。ここにも作法のように心遣いや意味を込めた習慣があることに。私は単にお金が散らばらないようにするためだと思っていたから…

  • 日本人でも知らない知識とかが詰まってる気がします。私は、何回か驚きました(笑)知っていることもあれば、「そうなの!?」って思うことが本当に多かったです。
    ちゃんときちんとした礼儀作法を知ってやるのも良いけど、私は相手に深いな思いをさせないぐらいのマナーを知っていればいいかなって読みながら思っていました。ちゃんとした作法が出来た方が一番良いです。でも、すべての日本人がそうできるわけではありません。箸の持ち方だったり、茶碗の持ち方、箸でのタブーなど。一般常識とされていることが最低限出来てれば良いのかなって感じます。一部フルカラーなので、私は読みやすかったです!

  • オーサが、マナー、日本語、付き合い方、お金のマナーについて学ぶ。マナーの先生、よく調べもせずに適当なこといってるなという印象。

  • 日本人にとっても為になる知識が沢山。

  • 2020.7.27

  • 202002/

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著者プロフィール

1983年生まれ、スウェーデン出身。幼い頃にアニメ『セーラームーン』と漫画『犬夜叉』を知って漫画家になることを決意、2011年に東京へ移り住む。 一番好きなアニメは『少女革命ウテナ』、一番好きな漫画は『NANA-ナナ-』。一番好きな日本食はラーメン。著書に累計27万部の『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』1~5巻、『北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅』『北欧女子オーサ日本を学ぶ』(いずれもKADOKAWA)、『さよならセプテンバー』1~3巻(クリーク・アンド・リバー)がある。

「2023年 『北欧女子オーサ、日本で恋をする。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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