- Amazon.co.jp ・マンガ (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040655673
作品紹介・あらすじ
博物館の学芸員・押海が文化財の修理依頼で訪れたのは国宝修理装こう師・五條の工房だった。マイペースで掴みどころのない五條に困惑する忍海だったが…。悠久の地・奈良を舞台に、奇跡を紡ぐ男の物語が開幕!
感想・レビュー・書評
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職人さんを扱った話は大好き( ^∀^)
タイトル通り「文化財修理師」のお仕事が
ちょっとのぞける漫画でした。
国立博物館の学芸員・押海くんが
修復師の五條さんに掛軸の修復を依頼して
その仕事を知るところから動き出す物語。
「残そうとする人がいるから残るんだ」
という五條さんの言葉に
仕事に対する矜持を感じます。
他に、水害から救出した手紙の修復も。
それもまた「残す」ための大切な技術なのね。
3人目のキャラ、保存科学研究員の伊駒さん。
一緒に平城宮跡の観光をして
つい「現地説明会」を始めてしまう
「研究員あるある」がかわいい♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
経年変化は自然の摂理。時間に逆らい修理するのは次世代へ繋ぐため。時代をつなぐ点になりたい。文化財を修理する技術と言うのは本当に根気のいるまたあらゆる知識が必要な仕事だと思います。職人さんが十分な環境で、仕事ができるそんな環境ができたらいいのになと思いました。次の世代に残す。奈良と言うところはやはり魅力ある事ですね。東北の震災時の紙資料レスキュー。
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あ〜奈良行きて〜!!!!!
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文化財の修復を手掛ける「装潢師」。
その仕事を描く漫画ということで、楽しく読んだ。
「装潢師」という言葉を、初めて見る。
表装をすることのようだ。
奈良に住む五條という装溝師。
素晴らしい技術の持ち主だが、名誉欲がなく、自分のこれと思う仕事しかしない。
この人に、奈良の国立博物館職員、押海が訪ねてくる。
五條に心酔した押海。
そこに保存科学研究所の研究員、伊駒も絡んできて…という話。
五條には不在の父(同業者)との軋轢もあるらしい。
きれいな絵で、好感が持てる。
五條はもっと癖がある人かと思っていたが、それほどでもなく、嫌味がない。
今後が楽しみ。
BRIDGEコミックというレーベルも、今回初めて知った。
ウェブ媒体なのね~。
なんとなく字が小さい気がするのはそのせいかしら? -
星2.9。絵はいいと思う。もっと事細かな蘊蓄が欲しい。
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文化財ものなので一応買ってみた。取材協力は奈文研らしい。災害後の文化財レスキューの話題は興味深かった。フリーズドライか。
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201905/
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修復師?
といっていいのかな、紙専門の修理屋さんの話です。
世の中いろんな仕事があるもんだねぇ、とつくづく思います。
このなかに水害にあった紙を乾かす巨大なマシーンがでてくるんですが、こういうのを頼まれて設計し、組み立てた人たちもいるわけで……。
いれるなら美術の棚か仕事、ですね。
2019/05/15 更新 -
店頭で試し読みしたら面白かったので購入。昨今だと古いものを修理したら別物になったとか、そんな海外の話題もあったけど、こちらは次の世代へきっちりと繋ぐ仕事(いや、海外の方も別物にするつもりは無かったのかもだけど)。こういうまさに手に職!な仕事ができるって羨ましく感じる。職人さんたちはもっともっと注目されるべきたと思うけど、当人たちは面倒くさい、仕事に集中させろって方のほうが多いかな?(笑)五條さん家もいろいろあるようで、そのあたりは2巻に続くなのね。押海くん、生駒さんはいい感じになるかな!?