ガフールの勇者たち エピソード0 はじまりの物語
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2014年4月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040667232
作品紹介・あらすじ
ガフールの神木に、四羽の若者-ソーレン、ジルフィー、トワイライト、ディガー-がたどり着いた。自分たちは「きずなで結ばれた仲間」だという。そのうちのひとり、ソーレンが、エジルリブの若い頃を思い出させ、この物語を書こうと決心させた。"北の王国に生まれたわたしは、あるきっかけから戦士をこころざした。すばらしい仲間たちにめぐまれ、魂の片われを見つけるが、運命の戦いが近づいていた-。"
感想・レビュー・書評
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<とある時代のとある場所で、フクロウたちが、高度な文化をはぐくんでいた>
時代は戻って、「カブールの勇者たち」で、主人公だったソーレンやコーリンの師匠だったエジルバブの昔語り。
エジルバブはかつてライズという名前で、もう百年以上もフクロウ同士の戦争が続いている北の国の生まれだ。
ライズも戦士の訓練を受けるが、この頃の訓練は作戦も気象予報も何もなく、年配のフクロウが昔のやり方を強引に続けて若いフクロウや、雌フクロウの意見はことごとく無視されていた。
そんな中でライズとその幼友達のキール、孤児だが独り立ちしている
戦争の虚しさを感じ、だがそれを集結させるために力だけでなく、戦略を立てる方法を編み出していった。
戦争はやがて終わった。
だがライズは大切なものを失った。
そして若いフクロウたちに知恵を継承するために、カブールの神木に迎えられるのだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個々の特技を生かした、生き方戦い方は、エジルリブが考え出したことだったんですね。なぜ、戦士になって、戦士をやめたのかもわかりました。過去からのつながりを知って面白かったです。
あと、1冊! -
本編主人公ソーレンらを指導したエジルリブ教授の若き日の物語。
本編中でもちらっと触れられていた「キールのライズ」と呼ばれていた頃の冒険と活躍が描かれている。