好きって言うから聞いていて (フルール文庫 ブルーライン)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2014年7月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040669069
作品紹介・あらすじ
「俺がセックスばかりしないように、見張ってくれない?」そう言って突然、宇唯達季の部屋を訪ねてきたのは隣に住む男・天場帝介だった。セックスばかりで恋愛できない自分を変えたい、協力してほしいと懇願する天場。断固拒否する達季だが、人嫌いなはずなのに触れてくる天場の手の温もりは心地よく感じてしまって…愛=気持ちイイHだろ?な性欲おばけ男VS人間嫌いな潔癖症DT(童貞)、ふたりが知る本当の愛のかたちは?
感想・レビュー・書評
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挿し絵が好きじゃない。
デカメガネの対人恐怖症気味の研究員が
隣室のセックス中毒の男とつきあう話、って
なーんかなぁ・・たいしてトキメキシーンもなく
受けが女顔っぽいのがダメなんかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本屋にポップがあったので買ってみた。
達季が籠絡されていくところは可愛くもあったけど・・ついつい現実を考えてしまうと、あんな風に受け答えする人って「イタイわ~」ってなっちゃって可愛く見えないよな~って思っちゃったり。
天場さんの執念勝ち~って感じですね。 -
初めて読んだ葵居さん作品。攻受のキャラがかなり濃くて、中盤までかなりな息苦しさを覚えた…。
生物に生まれたのが間違いだと本人も自覚しているほど生きるのが辛そうな達季(受)が、何をするにもとにかくしんどそうで( ;∀;) 近年ネガティブキャラがとても苦手なんだけど、葵居さんの描写がとても丁寧で妙な説得力があった。自分にも小さな頃、いまよりもっと心のヒダが細かい時期があったな~と。他の人は気にも止めないような些細な事に躓いたり悲しんだり、そんな自分が嫌でたまらなかったり。
まぁ達季の方が遥かに強者だったけど(笑) 20代半ばでこのキャラはさすがに周りに居たらドン引きなレベルだわ★ だからひょんな成り行きで天場(攻)が絡んで来たときも「達季、そんなに魅力的かな…」と なかなか納得できず( ・ω・)
でもおばあちゃん子で優しいのにはぐっときたし、頑だった心が徐々にほどけていく描写も良かった。
二人ともお互いに成長していくカップルで、くっついた後の甘々でピュアな雰囲気も楽しめた。
葵居さん、他の作品も読んでみたいけど達季みたいな受キャラが定番と聞いてちょっと尻込み(笑) -
コミュ障で神経質な受けと大らかでセックス大好きなゲイとの恋愛。web連載の頃から追ってましたが、通して読みたいのと後日談目当てで購入。web当初は、ああ、よくあるヘンテコで強引な設定のやつね…と生温い目で読んでいたのですが、これが違っていました。よくもこんな変な設定で、無理なくちゃんと主人公に恋愛させて成長もさせてまとめていたと思う。受けも攻めも人間として欠けた部分のある一癖も二癖もある人物たちにも関わらず、魅力的に可愛く表現されていたし、そんな二人がくっついてラブラブになる流れにも非常に満足しました。可愛くって好きなタイプの話です。
この作家さん初めてでしたが、あらすじさえ合えばまた次の本も読んでみたい。それぐらい可愛いお話でした! -
絶倫×引っ込み思案なコ
面白かった〜
最初は、ぐずぐず言う受けの達季が苦手に思ったけれど
ちょっとした仕草とか、真面目に考え込んじゃうところとか
たまらなく可愛いってなってた。
もっときちんと周りに愛されてるって気付けるといいね。
文中のセリフで
「せめて、天場と仲良くなりたい、と思えるようになりたい。」
って一文があって、これが達季を表してる気がして
すごく心に残りました。
攻めの「達季さん」って呼び方も良かった
最後の中指にキスの破壊力もすごかった
あと
「破廉恥!」
っていいね(笑)