エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ (MF文庫J)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2015年1月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040673042
作品紹介・あらすじ
西暦2070年。人類を襲撃する謎の生命体マリスに対抗できる巨大兵器デストブルムのパイロット・セレン。そんな彼女のピンチを救ったのは大人気アニメのキャラクター・エイルン・バザットそっくりの少年で――。
感想・レビュー・書評
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ロボットバトルもの
バトル描写がわかりづらいところやメインヒロインのみせかた等々不満はあるが
主人公の魅力を描く肝心のところが良い出来ばえ
先へ期待度高い
戦闘のマンガ描写による効果は中途半端詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公がアニメの中から出てくる?
ちゅう斬新な設定やった。
途中の漫画はいらんから、早期に続きを出してほしいわ。 -
ライトノベルには珍しいロボットものです。それだけで好印象。
エヴァが決戦兵器になっているマブラヴオルタの世界で、異世界から転移してきたゲキガンガーが無双する――そんなスパロボめいた導入の物語。
ただ、人物模様に関してはそう単純なヒロイックストーリーではなかったですね。主人公が「この地球におけるアニメの世界」からではなく、何の縁もゆかりもない異世界からの転移者であったらこれほどこじれなかったのでしょうか。設定の使い方が上手いなぁ、と思いました。
登場キャラに関しては、主人公のエイルンこと夏樹が感情移入しやすい「いい男」だったのに加え、メインヒロインのセレンがめちゃめちゃ「いい子」だったのが良かったです。
容姿端麗・スタイル抜群・性格良好、家事万能の薄幸少女…一言でいうと、天使。メインヒロインが一押しになるラノベって久々に読めました。SAO以来ですかねぇ。 -
謎の生命体によって危機を迎えている地球。唯一対抗できるロボを使って、少年少女を無理矢理乗せて、それでもなかなか倒せない状況。そんな戦場に現れたのは、ロボットアニメに出てくるカッチョイイ戦闘機だった、というはなし。
異世界に別の異世界をぶつけた系はなろうでもあるけど、もともとの世界観を最初にきちんと説明しないと両方チンプンカンプンになるんだよね。この作品はそこがきちんと出来てて素晴らしい。
フィクションの中からヒーローがやってくる話といえば、シュワルツェネッガーちゃんの「ラストアクションヒーロー」って映画がありましたね。役者役のシュワルツェネッガーちゃんと作中作のシュワルツェネッガーちゃんがひとつの画面に並ぶという、文字だと何が何だかわかんなくなるな。
ロボものはラノベでは鬼門と呼ばれているとかいないとかって話も聞きます。可愛い女の子とロボを同じくらい上手く描けるイラストレータさんが少ないからかな。あと、文章内でいくらカッコいいロボを出しても伝わりにくいっていうのもあるかも。
そこで今作はどうしたか。イラストとメカデザインを総勢三名の人に任せたんですよ。アニメっぽい作り方。お金と手間がかかってますねー。
しかもね、ロボのバトルシーンに入ると漫画になるんですこの作品。これがめちゃくちゃかっこいい。ロボラノベの欠点を完全に埋めてきた! やるなMF文庫J! 本気だなMF文庫J!
確かに、小説なんだからバトルは文章で読みたいという気持ちもわかるですよ。ただ、このチャレンジを僕は応援したいな。だってページをめくった瞬間、度肝を抜かれたじゃないですか。文章とイラストと漫画のコラボレーションが、いい具合に決まってると僕はおもいますね。
主人公もいいんですよ。自分の人生が別の世界ではアニメになってて、そんなところに来てしまったとのだから、周りからはコスプレアニメオタクだと勘違いされてしまう。自分らしく振る舞おうとするたびクスクス笑いが起きる。これはつらいよ。
2つの世界の、文明のちぐはぐさもいいね。主人公のいたアニメ世界は、改造人間とか兵器の技術が飛び抜けているけど、食料が乏しくて電子マネーもない。いわゆる、現代技術を異世界に持ち込んだら崇め奉られました系ではない感じ。 -
謎の生命体から襲撃を受けて半世紀以上過ぎた世界。
絶望的な戦いに疲弊しきっていたが、ある日、国籍不明の戦闘機が出現し、一掃。
戦闘機から出てきたのは世界的大人気アニメのパイロットそっくりで…。
物凄い評判がよかった作品なのだが、自分にはわかりませんでした。
戦闘シーンをマンガで表す手法は面白いのだが、裏を返せば文章力のなさを表しているように思えます。
特に序盤の文章は謎の生命体の記述もないし、人物描写もわからない。
なんか作者と編集者だけで盛り上がって文章化したような感じ。
疲れた。 -
強烈なまでに面白かった。謎の巨大生物により生態系の頂点から追い出された人類が唯一対抗できるロボットに乗り、戦う話。
メインヒロイン・セレンの孤独で辛い境遇に涙を誘われる。何より熱いのはエイルン=バザット。アニメのキャラだと揶揄され居場所をなくし、それでも熱い心は忘れない。すごくいいキャラだ。
物語の展開も熱い。ファフナーかマブラヴと思うくらい救いようのない世紀末なのに、力強い夢のようなロボットがピンチを救う。これに熱くならない方がおかしい。変形に喋るロボットと夢がいっぱい。盛り上がりがすごい。とにかく面白かった。 -
めちゃくちゃおもしろかった。アニメキャラならではの葛藤なんかがあって新鮮な面も
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泣いた(ノ_<)