心理学者こころ女史の分析 卒業論文と4つの事件 (富士見L文庫)
- KADOKAWA/富士見書房 (2014年11月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040704012
感想・レビュー・書評
-
うーーーん、正宗くんてほんとに心理学専攻してるの?真面目に授業受けてそうな雰囲気な割に、心理学にめっちゃ疎そうなんだけど…。ワトソンくん的な、場を掻き回す役割はまぁ仕方がないにしても、ちょっと周りがかわいそうだった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
姉の暗号をたどっていきついた先にいた存在は
行動不可解、言動不可解な若い見た目の女性。
1話目は…怖い話から考えるに、そういう落ちだろうな、と。
見た目があれなのに、おせっかいというか
人のために翻弄する主人公。
若干行き着く推理(?)の果てがあれですがw
2話目は結果があれですが、その解決が一番早い。
ついでに、嫌みな相手もへこませられました。
妙なおまけ(?)はついてきましたが。
3話目は確かに! でした。
先入観はだれしも持っていますが、そういう話、と思っていても
うっかりそう考えてしまっている自分がいます。
という流れでの4話目でしたが、こちらは
事件そのもの、ではなく、相手の心理、でした。
なくなったものは驚きの場所にあったので
それはそれでよかったですが。
もし万が一、あそこに持っていかれていれば
もう2度と状態でしたし。
しかし、バイト代安いです。 -
柊正宗が卒業論文保管室で出会ったのは、見た目は高校生、行動は不可解、真意を読むことは不可能な大学一の変人、心理学研究室助手・天童こころだった。
わずかな手がかりだけで正宗の捜し物を言い当てる観察力と分析力を持つこころ。
第一の事件をきっかけに、彼女のお目付けとしてゼミを仕切ることになった正宗のもとへ、論文がらみの奇妙な事件が次々と舞い込みー。
事件に巻き込まれる青年と人の心を分析する少女、ふたりのフィールドワークが始まる。
見た目は美人だが変わり者、そんな彼女に巻き込まれる青年、というよくあるキャラクターものだけど、心理学を習っていた者としては、授業で習ったこととかが出てきて面白かった。
キャラクターものは、そのキャラクターがどれだけ魅力的かが大事になるけど、正宗くんは、家族に問題を抱えながらも、困っている人を放っておけない青年。
天童さんは、まぁ先述したとおり、変なところが多々あるけれども、根は可愛らしい部分を持っている女性。
そんな2人の掛け合いは読んでいて楽しく、内容もそんなに複雑じゃないから読みやすかった。
読むと心理学にも詳しくなれる?笑 そんな作品。
処女作だから、キャラクターの紹介がメインぽいけど、2巻、3巻と続いてってキャラが確率されてけばもっと面白くなるんじゃないかな。
続きが読みたいな。