- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040720883
作品紹介・あらすじ
絞り染めの産地・有松。会社が倒産し、有松にある祖母の喫茶店を手伝うことになった雪奈は、あるとき常連客の絞り染め職人・沢口と知り合う。
沢口の表情の読めない、気ままな猫のようないつもの姿と、職人としての真剣な姿の違いにどぎまぎする雪菜。
有松の地で様々な人々と関わっていく中で次第に自分を取り戻していく雪奈だったが、沢口のとある秘密を知ることになり……。
古き良き伝統が残る街を舞台に、ぶっきらぼうな絞り染め職人と紡ぐ淡い気持ちの行方は――。
感想・レビュー・書評
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2017/7/12読了。
初読み作家さんで表紙に惹かれて購入しました。
思っていたよりストーリーも良くて、何よりも
雪花絞りの浴衣が欲しくなりました。
二人の今後も気になるので、続編希望です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ストーリーに大きな山があるわけではないのですが、絞り染めを中心に昔ながらの喫茶店や和小物など、心掴まれる素敵成分が多くてゆったり楽しめました。
一冊で綺麗に纏まっているけれど、恋の行方も含めて「これから」を読んでみたい気もします。 -
よく知る場所が物語に出てくるのは読んでいてとても不思議な感じでした。
とても素敵な場所に見えてくる…
お話としてはもう少し掘り下げてほしかった。何だかあっさりしすぎていた。 -
え?こんだけ?何の盛り上がりも事件も無いまま終わってしまった気がする。勤務先が倒産して、丁度疲れを感じていた女性が故郷の祖母の喫茶店を手伝うようになってからの日々。気持ちの描写が淡々としていた。良く言えば落ち着きがある日常の情景。