おいしいベランダ。 返事は7日後のランチで聞かせて (富士見L文庫)
- KADOKAWA (2019年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040729848
作品紹介・あらすじ
就活に遠距離……2人の未来への転換点!?
<神戸へ転職を決めた葉二だが、まもりが大切だからこそ言い出せなくて――?>
まもりとお隣に住む恋人・葉二のベランダ菜園には、華やかなパッションフルーツも加わって、夏が楽しみな季節。
同時に、まもりは就職にむけて心が騒ぐ大学3年目に。教職を目指す湊ちゃんと違って、何をすべきか悩んでしまうけれど……!
就職活動の手がかりに、企業インターンシップに参加したまもりは、自分がどう働きたいかを掴みはじめる。着々と将来を考える彼女の横で、葉二は「神戸に引っ越す」と言い出せないまま焦りばかりつのって――。
二人とベランダの転換点がやってくる第7巻!
感想・レビュー・書評
-
就職活動のために企業インターンシップに励んでいたまもりだが葉二の関西移転の話から2人に大きな転換期がくる。就職に対しても恋に対してもそして大事な家族に対してもひたすら真摯で純粋なまもりは好感がもてる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まもりは就活の前哨戦ある、インターンシップに邁進。
慌ただしい夏がやってきた。
葉二は関西に行く話がまもりに打ち明けられず、時間ばかりが経つ。
一方、ユウキは高校でうまくいっていない人間関係が!?
将来を考えるという局面に差し掛かった時に、
自分が何をしたいのか、取り柄は何かなど、「自己分析」といういや〜な言葉で括られるのだけど、
まもりはインターンシップを通して少しずつ自分の適性や働き方の方向性を絞り込んでいるようだ。
すごいな。
ユウキの件は、意外な展開を見せ、見守る立場の読者としては一安心。がんばれ。
葉二とまもりのすれ違いも起こりつつも、葉二の内面が今回は描かれていて、これはこれで良かった。
やはり、ちゃんとした大人だったか…。
最初の頃では考えられない、まもりへの執着とも言っていいほどの感情が、この人も人間だったんだなと思わせてくれた。笑 -
言いたい本音はとてもシンプルで、
その本音を言えるのはとても幸せなこと。
自分を気に掛けてくれる人がいるから本音を言える。
そういう人とおいしいものを食べたい。 -
まもりのまっすぐなとこ、好きです。
そして葉ニさんの葛藤、思いが伝わって良かった。
落花生もやし…今度やってみたくなりました。 -
シリーズの中で、大きな転換点になる作品。
自分が学生の頃はインターンシップが始まったばかりの時代だったので、どちらかと言うと葉二寄りの気持ちで今どきの大学生の就活事情に驚きつつ、まもりへの気持ちが徐々に溢れ出つつある葉二が見ることが出来、良かったです。
就活は本当に要領の良さが如実に現れてしまうので、上手く行かないと辛いものなので、本筋は園芸と恋愛の本作品ですが、息抜きに読むのもオススメです。本当に自分のいいところって、自分では気づかないものですよね。。 -
関西に行く話をいつ言うのか、それでまもりはどうするのか。
なかなか言い出せない亜潟さん。直前になって揉めるのかと思っていたら予想外の展開でした。 -
ちょっとずつ前に進んでいくかんじ。ご飯が美味しいのは大切だ。
2022/4/14