- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040732381
作品紹介・あらすじ
『不苦の良薬』――苦くない、誰でも飲みやすい良薬こそ至高。
後宮の官女・英鈴は、そう志して女だてらに薬師を目指している。
ある日、後宮で薬茶を売り始めると、珍しい処方に興味を持った皇帝から呼び出される。
すると、「甘党の余のために、苦い薬を飲みやすくしてほしい」と、皇帝専属のお薬係に任命された。
処方を気に入られた喜びも束の間、妃に昇格すると言われてしまい……?
「私が目指しているのは、妃ではなく薬師です!」
皇帝のお気に入りが「おいしい処方」を掲げて活躍する、中華おくすり物語!
感想・レビュー・書評
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『不苦の良薬』――苦くない、誰でも飲みやすい良薬こそ至高。
後宮の官女・英鈴は、薬師を目指しているが、女は薬師にはなれない世の中。
せめてと後宮で薬茶を売り始めると、珍しい処方に興味を持った皇帝から呼び出しが。
「甘党の余のために、苦い薬を飲みやすくしてほしい」
処方を気に入られた喜びも束の間、英鈴は皇帝から
次々と難問を突きつけられる。
皇帝の目論みとは。
考えが浅い、薬で頭の一杯なヒロインにヒヤヒヤさせられつつも、腹黒い皇帝の言葉に奮起して、前向きに頑張る英鈴が最後まで楽しかった。
まだ続きがあるみたいなので、これから皇帝と英鈴の仲もどうなるのか、後宮内での女の戦いもあるのかなど、楽しみ。
仙草凍やゆず飴が食べたくなる、美味しそうな薬たちだった。 -
苦くない薬を作るため、主人公は
女性ではなれない薬師を目指す。
そして後宮。
そして自分の野望を突き進めることに。
これはこれでありがたいですが、トントン状態。
一応は後宮お約束の事件はありましたが
それもまた即終了。
いいように使われた、という気がしなくもない事件。
友人はどうなった? というのを聞きたいです。
甘いもの好きの皇帝と、若干かみ合わない状態が
非常に面白いですw -
即効性ありすぎの薬
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飲ませた薬が劇的にすぐ効いたりと都合よすぎる展開が多かったりしますが、英鈴が飲みやすい薬を作りたくて試行錯誤しているのが楽しく、その頑張りに好感が持てました。視野が狭いまま突っ走るのはどうかと思いますが、うまく皇帝がいなしてくれているので良いコンビになってます。
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謎解きや推理ではなく、困難を新しい発想で突破する的な。
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薬屋を営んでい実家へ後宮の官女への打診を受け、後宮へ上がる英鈴。
薬師になる夢を叶えるべく後宮で薬茶を広めていた所、まさかの皇帝の目に止まり、直々に専属お薬係を拝命され…
トントン拍子に官女から妃へステップアップしたのには驚きましたが、英鈴の真っ直ぐに薬師になりたいと言う熱意が好感が持てました。
皇帝との関係もまだ淡い感じではありますが、今後に期待です。 -
キャラを把握する前に物語が展開し、問題解決がRTA状態。ストレスフリー展開どころか秒速解決しすぎ。事件は解決するために起こされる。なろう作家の方がこういうのは上手い。
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2020/02/18(火)2巻購入。