- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040736815
作品紹介・あらすじ
呑気な隠居を夢み、円満退職を願う代筆係の采女・蒼月。期せずして皇帝から六人の姫へ贈る恋文と、物語の執筆を頼まれることとなる。蒼月は六つの物語作りに奮闘するはずが、祖国の反乱に巻き込まれ――?
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
代筆係が6つの話を集めて、写本を作る。その写本は王に依頼されており、王の妃の贈り物になる。ほのか〜にある恋程度でした。
亡国の遺児たちの反乱に巻き込まれるのが半分くらいあったので恋が進まなかったのかな…ちょっと恋のほうを見たかったかもしれない。 -
代筆等の仕事の他、物語とか恨みや復讐とか要素を詰め込み過ぎて散漫になっちゃってる印象。恋は話が続けばあったのかなくらいの微かに香る程度。
-
代筆の名手蒼月は円満定年退職、退職金満願支給という目標にむかってまっしぐら。そんな彼女が復讐暗殺事件に巻き込まれという流れ。物語自体は普通だが、彼女の読む六つの物語も面白くそれが現実にオーバーラップするのが面白かった。
-
なかなかよかった。キレイな字はやっぱりいいよね。物語が手書きだった時代なら、そりゃあどんな字で書かれてるかってとても大切。ヒロインの本バカっぷりもいい
-
主人公が本というか小説好きなのは伝わってくるのですが、それを皇帝から妃に送るプレゼントにするという発想はよくわからないし、プレゼントの用意全部を発案者である主人公に丸投げするという、物語の発端がさっぱりわかりません。
そもそも舞台となる後宮や役職のシステムがよくわかりません。(文中に説明があるのですが、主人公から見える部分程度の説明で、設定の全体像が全くわかんない)
各シーンでも、そこに居るはずの人が居ないような感じの会話をしてみたり、扉越しの会話のはずが対面して座って話しているような描写になっていたり、会話の状況や状態が混乱することがよくありました。
あと、都合よく皇帝が出てくるけど、結局何のためにそこに居たのか、よくわかんない事が多すぎて、ご都合主事としか思えないのも、読んでてつらかったです。
後半のメインとなる、敵となる国と、そこから来る妃の周辺の設定や話が良かっただけに、それ以外の部分が読者不在で書かれている事が残念でなりません。 -
キャラクターは蒼月をはじめ、共感が持てるし良い。題材も好き。ただ、やや物足りないのは、これ一冊だからなのであろうか。定年退職を果たせるのか、果たすまでにまたどれほどの波乱があるのか、蒼月の心の奥底に秘めているものが何なのか、など今後に興味は尽きない。続きがあるならば、読んでみたい。
-
伏線を回収するには続く…、なのでしょうか。
表紙イラストの美麗さと内容が今のところ不一致です。 -
円満定年退職、退職金満額支給、とか唱えてるから、蒼月はやる気の無い采女かと思ったら、そんな平穏な日々を望みたい理由があったのね。
代筆のうまさと物語好きから皇帝・叡泉に頼りにされ、挙げ句事件に巻き込まれ、生きるか死ぬかの瀬戸際まで行くも何とか生還。やはり生きる為には欲も必要です。
糖分少な目でさらっと読了。
いつの世も綺麗な文字を書ける人は重宝されますね。 -
代筆などをする仕事をしている物語を愛する宮女。なかなか面白かった。あらすじだけの話が面白そう。