旺華国後宮の薬師 4 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040740959

作品紹介・あらすじ

後宮に仕込まれた『不苦の猛毒』に薬で対抗し、皇帝・朱心を守った英鈴。
この度異国から来た通問使が英鈴に『不苦の良薬』の開発を依頼してきた。
引き受けるも、朱心はなぜか薬師の少年・緑風にも開発を命じる。
さらには優れた処方を作った方を皇帝専属のお薬係にって……もしや交代(クビ)の危機!?
期限はたったの五日。
しかも文化が異なるため処方の開発に難航する一方、新しく入った宮女・翠玉が制度を破り秘薬苑へこっそり入ったことに気づく。
敵の回し者かと疑い始めたところ、彼女の容貌に引っかかりを覚え――?

感想・レビュー・書評

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  •  皇帝の薬師として寵愛を受ける英鈴。そこへ異国から来た通問使に「不苦の良薬」の依頼を受ける。何故か皇帝のは薬師の少年・緑風にも開発を命じ、どちらか優れた方を皇帝の専属薬係を任せると言い出して…

     今回新しく入ってきた宮女の翠玉の様子がおかしい事に気づき、敵の回し者かと思いきや、案の定な人物と同一人物でしたね。お人好しな英鈴を出し抜いた緑風のやり方にヒヤリとしましたが、何とか本当の黒幕を潰せたのでホッとしました。

     来年に皇帝の喪が明けて立后の儀が執り行われると知り、英鈴がどう言う立場になるのか楽しみです。

  • 緑風くんめっちゃいいキャラ!わかりにくい朱心のデレも少しずつ漏れ出てていい。
    英鈴のぽやっとしたかんじが最初はハラハラしたけど、今はそれが安定してきて好き。

  • 面白かった。

    陛下が緑風に嫉妬しているところが少し意外で可愛く感じられる。
    もしかして、陛下が毎度、英鈴に難題を押しつけているのは、未来の皇后としての器を測っているのと、「皇后教育」の他に、「好きな女の子をいじめてしまう」ノリなのだろうか?
    内容紹介を読んだときから、宮女「翠玉」の入れ替わりは分かったけど、入れ替わりの真相は予想していたのとは少し違っていた。
    喪明けには立后があるというし、今後がますます楽しみだ。
    ただ一つだけ疑問なのは、陛下が英鈴を妻に望むほど好きなのだとしたら、彼女に対する接し方が少し不自然かなと感じてしまう。感情を表に出さないタイプの男性ということなのだろうけれど、あまりにあっさりしすぎていないか? ただ、時折見せる感情の露出などから彼女を愛しく大切な存在だと思っているのは分かるのだがー。

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