名探偵は推理で殺す 依頼.1 大罪人バトルロイヤルに潜入せよ (ファンタジア文庫)
- KADOKAWA (2022年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040747996
作品紹介・あらすじ
高校生名探偵・明髪シンは、様々な世界から送られてきた大罪人たちが覇を争う【監獄界】に、とある依頼のために召喚された。悲劇の聖女・ルーザを助手に従え、シンは『推理』を武器に極悪人たちとの殺し合いに挑む!
感想・レビュー・書評
-
ライトノベルのミステリは当たり外れが大きいが見かけるとどうしても手が出てしまう。
なので買ったけど積んでいた。
完璧探偵が罪を背負って異世界へ行き、多種多様な世界の罪人たちと命がけのバトルをする。
世界構造上、罪人の秘した罪を暴けば…能力の源を看破すれば、異能が暴走して術者に還るので勝利する…つまり、推理で殺す。
勿論、物理的にも殺せるし、魔法や異能でも殺せる世界。
「罪」の定義が曖昧な気はしたが、それ以外はロジックととバトルがいい塩梅で融合していて面白かった。
次巻は出ていないようだけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラノベちゃラノベ♫
メタバースちゃメタバース。
量子ちゃ量子。
殺し合いのコロシアムさえ空想。平和。わがままさえ許し合えたなら、それは難儀なバーサス。沢山のサイコスのイルネスを、私は治せたならと空想に馳せるのだ。薬草と推理。推論で殺す。せかいはじぶんと云う名のメタバース、或いはパラレルワールド。謎解きの中で、出会ったクランケと云う敵に、愛想を尽かす迄。
文章の中のリアライズと共時性のメタバースの進行に、面白さを見るに、この物語は合う。
半ばごっこの店屋の実働に、意味を与えるなら、この話は溶け合ってしまう。毎日が面白く感じる。
心は確かに、追い詰められて、殺意を感じることはいつも。ジョークをスマートに越えている時、ホイッスルを鳴らすように、楽器を鳴らす。それはブルースだ。
くそムカつく相手と云う輩に、じぶん以外の影の存在に個体差を見て、フラジールとか生ぬるく情けを思う時も在る。失くさずに、とっておく両分。
わかりあえないのは、人間より動物性と思う。ヘレンだのボーデンだのエルザだの、それより、自宅に押し入る小動物にいまはイラッとして、どうしょうもなく揺れている。
ユートピア。心を淘汰しても、自然は許されないことをされると、頭にきても運び方が残酷を避ける可く金銭沙汰と擦り減らされることにほんとうの弱肉強食とか食物連鎖とか過って、質がいいとは言えないから、人間てそれでもって歩み寄りを少しは持てるよねw
-
――ガァン!
――ズドォォン!!
――ザシュッ!
――カッ!
こんな感じの2行あけた先頭ダッシュ付きのオノマトペが連発されるため、まずこれに適応できるかどうか。
マンガのような絵がイメージとしてあり、それをそのまま小説に持ってきたい感じか?
他にも作中で登場する探偵のなんちゃってプロファイリング&心理分析も読んでいてしんどかった。
アクションに推理を組み込むという試み自体はあれども、ちゃんと探偵とか明言した作品はあまりなかった気がする。
ただ、戦闘に推理を組み込むならそこに密度とか読み応えが欲しいところ。
思いつくところだと、城平京の『雨の日も神様と相撲を』前半の相撲シーンが相撲の試合に推理を組み入れて読み応えがあり、面白かったと記憶している。
小説にオノマトペを組み込むことの意味について
・マンガの表現で利用されるオノマトペという共通のイメージを利用することで文章を省略する。
ラノベという、地の文にあまり多くの筆を避けない(かも知れない)ジャンルで短くするための手段?
オノマトペと絵はセットでイメージを形づくると思うけれど、マンガをほとんど読まない人がラノベの文章で読んだときに通じるのかどうか。
・音と衝撃の表現
作中のオノマトペは基本的に音と衝撃の表現として使用されている。他のアクションものではどう表現していることが多いのかが改めて気にかかった。
今までも小説内のオノマトペに触れてきたはずだけど、今回こうも気になったのはやはり単純に量の問題だと思う。
――トン
はちょっと好き。 -
推理とバトルが混ざった設定は面白い。でもどっちも中途半端な感じがするな。敵キャラには映画のキャラの設定に似たやつもいてそこは面白かった。
-
最初はPUBGとDead by Daylight。
推理自体に意外性は感じられないかなぁ。
順当に考えればそうかもねって感じの推理。
勇者は・・・経歴考えたらちょっとしょぼくない?