- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040751344
作品紹介・あらすじ
◆◇◆ストーリー◆◇◆妖精にまつわる"花嫁の宝飾品(パリュール)"のため、ある館を訪れたローザとアルヴィン。そこにはローザそっくりの娘が描かれた絵画が! さらに館にはローザの瞳に金粉が舞う秘密を知る男ロビンが現れ……?不思議な運命のなかアルヴィンはローザに近づく男を無意識に警戒し、彼女の笑顔に胸がざわめく自分に驚く。一方のローザも、彼(アルヴィン)が己の安全を顧(かえり)みない様子に心を痛めつつ、健気に寄り添っていた。ふたりの心が変化し、交差するとき。パリュールに秘められた謎(メッセージ)は、ローザを渦中に巻き込む事件へと発展していく――。◆◇◆登場人物◆◇◆ローザ ……母が亡くなり天涯孤独になった少女。上流階級の美しい言葉と所作を身につけている。不思議な瞳をもっていて――。アルヴィン ……地位と財をもつが、風変わりで謎めいた貴公子。伝承上の妖精に対して強い関心を寄せる背景には秘めた過去が。謎の男・ロビン ……光の加減ではピンクにも見える、赤毛の青年。時に黄金が舞い散るローザの青い瞳の秘密を知っているようで……?セオドア ……ルーフェン警視庁の警部で、堅物で実直。アルヴィンの幼なじみ。大柄でいかめしい顔立ちのため、怖がられることが多い。モーリス ……アルヴィンに雑役婦(チャーウーマン)として雇われている50代の婦人。おおらかでお茶目さをもった女性。エセル ……青薔薇骨董店に居着いている猫。ローザには懐いていて、彼女を慰めたり守ろうとすることも。まるで気分屋な人間のような一面も。◆◇◆コミカライズ情報◆◇◆『青薔薇アンティークの小公女』の紙書籍コミックス1~2巻、FLOS COMICから好評発売中(電子書籍も配信中・2023/7時点)
感想・レビュー・書評
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ローザがだいぶしっかりしてきたなぁと思ったら、今度はアルヴィンがローザを見てもだもだしていて可愛い。ローザがどうしても引き気味なので、アルヴィンが早めに気持ちに気付いてくれると良いなと思います。
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不穏な空気はいやよん
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今回はロビンというライバル登場とローザの真相にも近づいたし、キーポイントになる巻だった。実際にパックという妖精が形となって出てきたのも初めて。
ローザが異性と親しくしているのを見て心がざわめくようになったアルヴィン。もやもやする心が自分の感情だと自覚したアルヴィンはローザを守りたいと告げるも、妖精眼を持つロビンからアルヴィンの想いは偽物だと断ぜられ惑うローザ。
どんでん返し的要素は分かりやすくて予想がついてしまったけど、登場人物が絞られててそれぞれのキャラが魅力的だった。ローザの成長が見える一方で、仕方がないにしても停滞してしまうアルヴィンとの対比が切ない。ローザの思考だけが進んでしまって、すれ違うことが予想される展開。今後が楽しみ。
妖精にまつわる"花嫁の宝飾品(パリュール)"のため、ある館を訪れたローザとアルヴィン。そこにはローザそっくりの娘が描かれた絵画が! さらに館にはローザの瞳に金粉が舞う秘密を知る男ロビンが現れ……?
不思議な運命のなかアルヴィンはローザに近づく男を無意識に警戒し、彼女の笑顔に胸がざわめく自分に驚く。一方のローザも、彼(アルヴィン)が己の安全を顧(かえり)みない様子に心を痛めつつ、健気に寄り添っていた。
ふたりの心が変化し、交差するとき。パリュールに秘められた謎(メッセージ)は、ローザを渦中に巻き込む事件へと発展していく――。