「ひらめき」を生む技術 (角川EPUB選書)
- KADOKAWA/角川学芸出版 (2013年12月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040800059
作品紹介・あらすじ
MITメディアラボ所長でベンチャー・キャピタリストとしても名高い著者が、J.J.エイブラムスら4名の奇才を選りすぐって対談。世界の知的創造の現場で行われている、革新的なものの見方や考え方を紹介する。
感想・レビュー・書評
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ひらめきを大事にしたい
他者とのコミュニケーションからアイデアが生まれる
9つの原則
1. Resilience over strength 強さでなくしなやかさ
2. Pull over push 押すのではなく、引く
3. Risk over safety 安全でなく、リスクをとる
4. Systems over objects ものではなく、システム
5. Compass over maps 地図でなく、良いコンパス
6. Practice over theory 理論でなく、実践
7. Disobedience over compliance 服従でなく、反抗
8. Emergence over authority 専門家でなく、人々(クラウド)
9. Learning over education 教育でなく、学習 -
メディアとテクノロジーの交点で何をするのかどうしていくのがいいのかをテーマにしているいろんなことに取り組んでいるメディアラボのよさみたいなのを感じることができる。前向きな余白をいかに大切にしているかひらめきを大切にするマインドが書かれている。
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すぐ読めた
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自分の違う分野のことをもっと理解し、これはこういうことだ、と実際にその分野で活躍している人たちに面とむかって教えてもらう機会が増えれば増えるほど、憶測ではない本物のリアリティを作品に取り込むことができるようになる。
今の日本人は環境が豊かすぎて、イノベーションという面では恵まれていない。日常的に苦労するチャンスがないから、自分で苦労する場を作らなくてはいけない。
自分と違うものを受け入れ、手を差し伸べるという懐の深さ、真の意味でのダイバーシティ。 -
実践するこころが大事であるということを痛感!産学連携を進めていく上で参考になる。
コクリエイションの概念が秀悦。 -
自分がイノベーションに関する業務からほど遠いためか今はもうひとつピンとこなかった。業務を見つめ直す際に再度読んでみたいと思った。
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Joiさんが考える、クリエイティブでイノベイティブな考え方に対する考察。MITメディアラボでの活動と、4人のクリエイターや起業家との対談がおさめられている。SFCのことも言及されていてびっくり。
備忘メモとしては「価値のある新しいものを生み出す人というのは、どこに行っても何かが見つかる。探しているものが見つからなくても別のものがある、という考え方ができる人」「どうやったらその素材を最大限にいかせるかを考える人」。デザイナーとは「必要なものを見極め、現実のものにする人」。起業家にとって大事なことは「様々なネットワークを通じどれだけ人の知識を取り込めるか」「問題にぶち当たって方向転換するときに、もっと大きな可能性が見えてきた!とワクワクすること」 -
ちゃんと仕事している人の抽象的な議論を学生が読んでもしっくり来ないので、また後で読みたい。
2013年の終わりに出した本としては、ふつうにウェブで書かれていることばかりで新鮮味にかける。本というメディアで出すべき内容では全然ない。
思いついたときにすぐ試せるように、スタジオ、編集、その他全部自分でもつ監督JJエイブラムスの話は今とても納得。本を近くにおくと読むし、プログラミングができるようになると、さっと作ってみようと思う。