子供に言えない動物のヤバい話 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
3.47
  • (0)
  • (10)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 78
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821306

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • パンク町田さんが学生のころ沼袋にいたと知って、調べてみたら中学校が同じでした!
    昔から面白い人だと思っていましたが、同じ中学出身ということだけで親近感が増しました。
    町田さんは、畑さんから「ポスト・ムツゴロウ」に任命される程の動物愛に満ちた人です。

    子供に言えない部分は本書を読んで貰うことにして、知識として残ったことを少し書いておきます。

    昔は、ゴリラやチンパンジーもサルの仲間で、ヒトとは別分類だったが、DNA解析で分類の見直しが行われた。
    その結果、現在はヒト科の中に、オラウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボが組み込まれている。

    1対1で戦った時の強さベスト3を挙げていたが、ゾウ、サイ、カバ、らしい。
    確かにライオンごときが、こいつらに勝てるとは思えない。

    動物園に行くといろんな動物に会えるが、ごく当たり前のように思うのは間違い。
    異なる環境の中で生きている動物たちが、本来の居場所ではない所で生きるのは大変なことらしい。
    「今日からここが新しい住まいですよ!」と放り込まれても簡単には順応できない。
    動物園という場所で生きていくためのトレーニングが必要なのだそうだ。

    動物園の2030年問題は初耳だった。
    動物も年を取るので、高齢になったゾウやキリンやゴリラなどがいなくなってしまう可能性がある。
    これらの動物を新規に輸入するのは難しい。

    動物園にはイヌがいないのはおかしいと言う。
    言われてみればそのとおりだ。
    ネコやウマ、ウシ、ブタ、ニワトリもいるべきだし、人間もゴリラやチンパンジーのそばに展示すべきと主張している。

    人間感覚で動物を見て、動物愛護を訴える人や団体が近年多いが、逆に動物虐待になっているケースがかなりあるらしい。
    人間ならこう感じるんだから、動物も同じだろうと決めつけるのが間違いのもとのようだ。

    ムツゴロウさんやパンク町田さんのように、直接動物と触れ合いながら研究をしている人は希少です。
    町田さん、これからも動物たちの飼育技術の向上に努めてくださいね。

  • 私は、パンク町田さんが好きだから面白かったです。
    もっと色々な話を聞きたいし、読みたい。
    パンク町田さんの、動物をへんに特別扱いしていないところが好きです。
    凄い人なんだけど、あくまでアニマルと対等。
    決して、勝手に神格化していない。
    まず人間を、ただのヒトという同じアニマルなんだって事を前提にしている。

    普通の話し言葉で、
    『あの人って、こういう人だよね〜』
    『あんな事もあったよねっ』
    みたいな感じで色々なエピソードを語ってくれる。
    私にとっては、面白い話をしてくれるアニマル男子でした。

    • 土瓶さん
      みんみんさんが心配してますねー。
      「最近あゆみりんさんを見ないって」
      平気かな?
      夏バテかな?
      コロナかな?
      みんみんさんが心配してますねー。
      「最近あゆみりんさんを見ないって」
      平気かな?
      夏バテかな?
      コロナかな?
      2023/08/13
  • パンク町田による動物の話。

    いろんな動物の生態を知ることができて、とても興味深かった。

  • <内容紹介より>
    実は野生のままでいるより、動物園で飼育されるほうが長生きできる動物は多い(「はじめに」より)。読んだその日から動物、動物園、そして人間を見る目が変わる!子供には話せないような仰天エピソードも多数収録!

    ーーー
    実際に、動物の輸入会社を経営する著者の、実体験を基にしたエピソードが豊富で読みやすい。
    タイトルにあるような「ヤバイ」話はそれほどなく、中学生や高校生であれば特別な配慮は必要ないと思います。
    動物を「狭い檻で飼育することは虐待である」という動物園批判について、「動物は狭く暗いところで落ち着く習性があるものが多い」と生態を根拠に反論したり、「エンターテインメント施設としての動物園」の在り方に、研究の視点から意見を述べたりと、読んでいて考えるきっかけを多く与えてくれました。

著者プロフィール

パンク町田 本名・町田英文。1968年8月10日、東京都生まれ。ULTIMATE ANIMAL CITY代表。あらゆる生物を扱える動物の専門家。動物関連の講演やテレビ番組出演、執筆などで幅広く活躍中。著書に『帰ってきた 毒のある生きもの超百科』『パンク動物記』(ともにポプラ社)、『パンク町田の動物たちの嘘のような本当の話116』(三笠書房)など。

「2021年 『知るほど楽しい!パンク町田の ゆかい痛快!動物の子育ての世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

パンク町田の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×