GOSICKsIII ‐ゴシックエス・秋の花の思い出‐ (角川ビーンズ文庫 79-11)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 192
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000489

作品紹介・あらすじ

オールド・マスカレード号での事件を解決し学園に戻ってきたヴィクトリカと一弥。しかし長旅の疲れが出たのか、ヴィクトリカは熱を出して寝込んでしまう。「おもしろい話をもってきたまえ。それと、花もだ」一弥は、花とそれにまつわる不思議な逸話を手土産に、退屈する彼女のお見舞いに通い始めるが…?時代に埋もれた物語の真実を解き明かすたび、二人の絆がまた揺るぎなく深まっていく-。「GOSICK」短編集、第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • いつもこんなふうに二人が穏やかに過ごせたらいいのにと思わずにはいられない。しかし最後にあの二人が出てきたということは、何かあるのだろうと思わざるを得ない。ビーンズで出ているのはここまで。もうビーンズでは続きは出ないのだろうか?出るなら待つが…。

  • 相変わらずの2人の距離感にほっこり。謎解きも軽めながら、とある話の裏表が見られる構成は面白かった。結局髪を引っ張らないアヴリルのいい子っぷりも好き。
    残念ながらビーンズ文庫版はここまで。あとは角川文庫で揃えているので、そちらで読み進める。

  • 花には男女の物語がつきものなのかな。
    物語の影に隠された物語を、読み解く物語。

    チューリップは秋の花なのかな?とも思ったけど、舞台は日本ではないのだった。

  • 秋の薫りただよう番外編3巻目。こういう短編集ってやはり読みやすいわー。
    謎解きもほどほどに、それぞれ花にまつわる話が印象的でした。
    そして今回も武田日向イラストギャラリー(?)の出来が素晴らしく、気軽に読める1冊になってます!

  • ゴシックの番外編、短編集。

    風邪を引いたヴィクトリカのために、久城が花にまつわる本を読み聞かせ、その本の中に含まれた謎をヴィクトリカが解き明かすというもの。
    ミステリの要素は薄いけど、短編集ならではの小さくまとまった、なごやかさのある話がよい息抜きになります。

  • ある意味武田日向画集と言っても過言ではない。もちろん本編も変わらず面白いです。

  • 今回の短編集もテーマが絞られていて、久城がヴィクトリカに花とその花にまつわる話を届けるという形式になってる。

    あまり謎解き要素はないけど、ひとつひとつの物語と、久城とヴィクトリカのやりとりがなごませてくれる。
    イラストも多めなので、ぜひ癒されてください。

  • GOSICK(ゴシック)シリーズ3冊目の短編集。ソヴュール王国への留学生・久城一弥と、灰色狼と畏れられる金髪少女・ヴィクトリカの物語。「秋の花」をテーマにした5編とプロローグ・エピローグを収録。謎解きはいたってシンプルだが、短編なので読みやすく、本編の番外編として気軽に楽しめる一冊。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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