- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041004654
作品紹介・あらすじ
大坂城を攻め滅ぼし、天下を手にしたはずの家康を驚愕させる情報がもたらされた。真田幸村の秘策により、信濃忍法を駆使した5人のくノ一が秀頼の子を身ごもった。しかもその女たちは愛孫・千姫の侍女の中に潜んでいるという。禍根を断つべく、家康は伊賀忍者の精鋭5人を呼び寄せ、隠密裡にくノ一たちを葬るよう命ずる。性の極致で繰り広げられる凄艶奇抜な忍法合戦。千姫と家康、勝つはのいずれの執念か。忍法帖の究極作。
感想・レビュー・書評
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ショートパンツとかで脚を出している女の人を見ると、本当はお腹痛いんだろうけど無理してるんだろうなという気持ちになる。
特に部屋着の時は、この人お腹下してると思う。
エロとグロはほぼ同じものだと学びました。なんで人間はこういうものが見たいのか?気持ち悪いだけでは?と思うけれど、怖いもの見たさの好奇心、ホラーに惹かれるのと近いのかもしれません。
グロいの平気になったら、舞城のどんな本も読めるのに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015年1月19日読了。山田風太郎の忍法帖シリーズ4作目。徳川に攻め滅ぼされた豊臣秀頼の遺児を産み落とそうとする5人の信濃女忍者に、家康の命を受けた5人の伊賀忍者が迫る…。伊賀忍者が女を意のままに操る忍法を使えば信濃忍者は男を幻惑する忍法で対抗する、とバラエティが富んでいながらテーマ性に統一感のある忍法が面白い。伊賀忍者側は余計な欲を出さずに冷静に任務を実行してさえいればよかったのに…とも思うがこの執着心が超人的な修行と能力の副作用なのか。信濃vs伊賀、の戦いのはずが出羽守や頼宣その他途中から出てくる面々のため勢力図が分かりにくくなり物語の焦点がややぼやけてしまうのは「甲賀忍法帖」などと比べると残念なところだが、それでもラストの余韻まで含めて、面白く読める作品だった。
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言葉にならねえ。エロいがそれ以上に異常に異状を脳が掻き立て書き連ねてくるモノがある。
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忍法帖シリーズ第4作目。第1作である「甲賀忍法帖」より、さらに奇抜かつ凄艶になっていく忍法合戦。そして徳川家康と千姫の知恵合戦と充実した内容になっている。さらにパワーアップした忍者たちの忍法の数々をご堪能あれ。
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女と男の死闘。痛快である。
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アクティブな妊婦さんたちwそんなに動いて大丈夫?と心配になる華麗な活躍ぶり。
敵が美人くの一だからか、 死闘でもどこか楽しそうな伊賀忍者の面々がおもしろい。
奇想天外なエロ忍法合戦の中で、鎖鎌で孤軍奮闘する丸橋に敢闘賞。蓮池門でじっと我が子の行方を見つめる描写は自然とその情景が浮かんでグッと胸が詰まった。