花神遊戯伝 よろしく響け、この異世界 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年9月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041005057
作品紹介・あらすじ
どこにでもいる、ごく普通の女子高生だった。昨日までは-異世界で、緋宮と呼ばれる女神的な存在に祭り上げられた知夏。だけど身元不明で威厳ゼロの知夏を神巫たちは認めない。緋宮を護る緋剣たち、慇懃無礼な冷徹青年・朝火と、癒し系美女・佐基の力を借りて神事を行おうとするが、知夏を待っていたのは汚された無人の斎道だった!?「俺の『緋宮』がただ泣きわめくだけの無能など、許せるか」スパルタ緋剣登場の第二の試練。
感想・レビュー・書評
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この主人公よく泣くなぁ。次々と精神的にダメージ受けることが襲ってくるので、しゃあないっちゃ、しゃあないか。土老人が言ってた“ぬまごえ様”って1巻に登場したっけ?記憶に無いけど読み落としたかな~?ところで、どうしてあの人と美獣様が似てるのかな?何か裏がある?
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異世界ものはなんとなく自分の意思とかんけいなく帰らざるをえなくなっったらどうするのかとか考えるとハッピー至上主義の私には苦手な分野なのですが。
いろいろうまくまとまらないはずがないと信じて。 -
うーん…
知夏がどうしてこんなにあっさりと飛ばされた世界で生きていくことを決めたのか理解できないし、伊織と白雨も個人の細かい背景が省かれているので「なんでそんなことするんや!」とその行動に若干苛立つ。「その時の私は気付いていなかったんだ…本当は○○だったのに…」的な文章がやたら多用されるせいで主人公の行動が何もかも後手後手に回っている印象だし、何より、世界観がものすごく細かく設定されているのだけれど、「世界観が出来上がっている」というよりも、意味のない設定や語句がどんどん生産されている感じなんだよなあ…同じ異世界物ということで、最近読んだ十二国記と比較してしまっているせいで酷な評価になってしまうのは当然と言えば当然なんだけど、1巻が最終的にはなかなか好みな出来だったので、なんだか、ちょっと、がっかりした。
でも正直、朝火さんは見た目も性格もものすごく好きです… -
なんというか、一巻より状況的に悲惨?へたれ女子高生な知夏のキャラから想像できないシリアス度。だけど抜群に面白くて、どこで読むの休めばいいかわかんない。幸せ。幸せ。大切なことなので二回いってみた。
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異世界で緋宮と呼ばれる女神的な存在に祭り上げられた女子高生、知夏。だけど、身元不明な彼女を部下のはずの神巫たちは認めない。はじめての神事もボイコットされ、嫌がらせに合う。
こうあらすじを書くと、いかにも少女小説にありがちなストーリーでは?と思うのですが、知香の受難ぶりが半端ないです。容赦なさすぎる!普通の人間でしたら、鬱になるのでは?レベルです。なんとも読み応えのあるストーリーでした。
それにしても朝火さんしびれた! -
一人称の文体が馴染めないかなと思いつつも、
物語の流れが気になるのでガンガン読めてしまった。
2巻で感じたことは、
登場人物の半分ぐらいは黒い性格のような気がすること。
状況は1巻での異世界に飛ばされて殺されかけた時点で、
恋愛するどころの状況じゃないのですが、
追い討ちをかけるような事態になったような。
今後の展開に注目したいシリーズ。