金曜のバカ (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 2286
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005712

感想・レビュー・書評

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  • 思春期ど真ん中の主人公達が織りなす、一生懸命さが愛しくなるような短編集です。
    “バカ”たちが繰り広げる青春の日々。

    タイトルの「金曜のバカ」は若き日の加賀まりこさん主演映画「月曜日のユカ」をもじってつけられたと解説にありました。

    表紙は可愛いけど、内容に忠実だと良かったな。彼の方は学生じゃないしね。

  • 青春ものの短編小説集。ハッキリした結末とは無縁でフィクションなのにとても現実的。それゆえに「そんなもんだよな~」って感じで共感に浸ってしまう。GWの昼下がりに読む本としてはいい感じの緩さだった。

  • 初めての作家さん、越谷オサム。
    表紙のイラストが日常の人ので気になって手に取る。
    越谷市育ちなのか。

    文体がおもしろい。
    出てくる登場人物は高校生や学生が多くて、思春期っぽい感じを味わえたり、青春だなーと微笑ましくなった。
    読後なんだかほっこりしてポジティブになれた短編集だった。

  • 面白かった。
    特に金曜のバカとゴンとナナ。
    変質ストーカーと女子高生の熱血格闘漫画の前者と、人間と犬それぞれの視点の、青春と恋と生と死を織り交ぜた小作になっている。

    全編、カバーイラストのように、あらゐけいいち仕立てになっている。

  • 愛すべきバカな高校生達。みんな真剣に頑張ってて可愛いなぁ。
    一話目「金曜日のバカ」に大爆笑。
    「星とミルクティー」は暗い話かと思いきや、優しくて温かいファンタジーで一番好き。

  • タイトルだけで買った。
    愛すべきバカ達の短篇集でスラスラ読めた。
    これは当たりだった。おもしろい

  • 青春とはバカなのかも。
    そっちに行くか!? とのバカ話もあれば、一途に熱いバカさを抱えたものもあれば、若さ故のバカな暴走もあり、そんなバカに巻き込まれることもある。そのどれもが愛おしい。
    かっこよくはないが素敵な青春バカ話。悶えて足掻いて一歩進もう。

  • 不器用だけど一途なバカ達が繰り広げる青春の短編集
    個人的にあまり好みの作風じゃなかったけど、
    「ゴンとナナ」の話は結構好きかなぁ

  • 読みやすいなとは思うけど、あまり個人的には合わなかった。

  • 地元が近いので、応援している作家さんです。体調崩していた時期に読んだ本なので余計に思い入れが強いかも。表題作が秀逸。表紙もかわいい。

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著者プロフィール

1971年東京生まれ。2004年、『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『階段途中のビッグ・ノイズ』『いとみち』『陽だまりの彼女』等がある。

「2021年 『まれびとパレード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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