蒼の狼は華を愛でる 虹色の誓約 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年2月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041007273
作品紹介・あらすじ
第二皇子・利祥への恋心を封印した珪華。『救い手』として国のため祈りをこめて宝笛を吹くが、風は甦らず動揺する。おなじ頃、利佑はある人物と手を組み、秘かに帝位奪還に向けて動きだしていた。最悪の方向へ向かう中、利祥に正式に求婚された珪華だったが、利佑と交わした契約のせいで頷く事ができず!?「灯りを、消して」「…この目で、おまえは俺のものだとたしかめたい」二人が身も心も結ばれる感動の最終巻。
感想・レビュー・書評
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とうとう、笛を吹く段階まできたものの
本当に風は蘇るのか。
久しぶり(?)の後宮もちらっと。
そしていつものごとく、というか、またしても? な
人も登場。
ここまでくると、約束しても誓約しても
まったく何の価値も出てこない人です。
提案された時に疑ってください! と
叫びたいほどの素晴らしっぷりw
結局、不思議な力に頼る事を選んだわけですが
さすがに自然(風)は人の力では、どうにも…。
風がない、という時点で、神様はいる、と
気が付くべきだった、のでしょうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
楽しみに読んでいたら、結構さっぱりとした作品でスリルなどがなくて残念でした。
私としてはずっと佑が好きなので最後の最後で出てきたのはよかったのですが、凄く残念な結果。結局佑は何がしたかったのか。
そして、鳳凰も好き勝手で都合よすぎて面白くなかったです。結局あそこまでひっぱといて、あぁまでしといてこんな結果。
主人公も何がだめということもなく、自分の立場から気に入らないからという理由で佑を選ばなかったというのを無理やり理由づけているようでした。現実的に考えるとどうやっても佑だろと思ってしまうのですが、色眼鏡でしょうか。 -
全体的に物足りなさを感じながら、最後まで読了しました。
濡れ場のシーンは、角川ビーンズ文庫らしい部分までですが、作者らしい汁っぽさありです。
佑との約束を守ろうとする彼女に、またもやイライラさせられつつ、再び佑の登場で荒れるラスト巻。恩師の息子 景舜の企みと対決。
短編つき。『願いごとにはご用心』
結局、面白かったのは、やっぱり一巻だケ…そんなこと思っ…なっ…ちが…っ!(…?)
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