ビオラを買いに 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)
- 角川書店 (2013年4月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041008942
作品紹介・あらすじ
悠季のカルテットに参加したい圭は、ビオラを買い込む(『ビオラを買いに』)。悠季のイタリア演奏ツアーでの騒動を描いた『通奏低音』など、悠季・圭のその後の音楽活動が覗けるファン待望のフジミ番外編。
感想・レビュー・書評
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『ビオラを買いに』と『通奏低音』の二編収録。
『ビオラを買いに』は面白く読めた。
『通奏低音』はちまちまとスローペースで読んでいたら
(ホント数ページとかな感じで読んでいたら)
へっここで終わり?!という終わり方でビックリ。
振り返って、悠季の「実は…」という話が書きたかったのだろうけれど
いやいや、それにしても、ダラダラ…。
音楽ネタで終始された方がよかったかもしれない。
『ビオラを買いに』だけなら☆の数ももう一つ増やしたところだが
『通奏低音』の盛り上がりの無さに☆を減らしてしまいました。
ところで外伝は今後も出るようですね。
なんか作者の都合で終わらせた感が拭えなくなってきました。
終わらせることに意味があったとしたら
自由に書きたかったってこと?=作家自身が二次創作的なノリがしたかったってこと?
あとがきを読んで少々がっかりしてます。
そんなことならあんなに長く書かなくてもよかったのにね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本編完結した後の後日談。つまり、続きです。軽い気持ちで読めて楽しかった。
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本編終了後の話で、外伝2編。
「ビオラを買いに」:圭視点、本編終了直後のM響からほされて無職。今後どうしたいのか。ビオラ(圭)とバイオリン(悠樹)をあわせるために、圭がビオラを練習する。
「通奏低温」:悠樹視点。「ビオラを買いに」後の話。圭はM響に返り咲き、悠樹は圭に「自分は実は真性のゲイであることに気付いた」と、告白する。
圭は悠樹の告白を聞いて救われたのだろう。
これらの話は、話として面白いとは思いつつも、終わっている話がいつまでも続くのはどうかと思う。 -
アンコールシリーズになるらしい。第2弾(笑)
サムソンとのゴタゴタも終わり、予定のない日々を送る圭。悠季はロン・ティボーのツアーの為と講師で忙しい中、悠季が参加するカルテットの練習に付き合うという形でビオラを演奏することに…。そのためにビオラを買いにクレモナへ。
本編完結したあとで、本編では書ききれなかったエピソードや伏線などの回収目的みたいな感じだけれど、圭と悠季の話がまた読めて嬉しい。
オペラや曲についてのうんちく、調べた分を書きたいんだろうなという作者の気持ちは分かるけど、もっと二人の感情面をいっぱい書いてほしいなぁ。
エチ描写も1回だけだし、ちょっと不足気味。せっかくソフトSMの道具もあるし、どんなソフトSMだったのかとか、シャントレーくん達とのカルテットの前日の緩いエチとか、読みたかった! -
圭視点のエロシーンは、悠季のそれより描写が細かくなるので楽しい。数少ない攻め視点の小説。
悠季の、ぼくはゲイだというくだりは、そこまで過去を改ざんさせてしまった圭の罪の重さを感じる。
別に性質としてホモだろうがヘテロだろうが、ぼくは圭以外を愛すことはないで良かったんじゃないのかと。
なんにせよ富士見は、大好きなシリーズなので、番外期待してます。 -
圭も悠季もアクティブな生活を送ってるなぁと(笑)圭が語るオペラのうんちくさっぱりわからなかった(苦笑)日本にも(私にも(笑))全く馴染みのないオペラをこれからどうにかしようとする展開になるのかな??悠季たちのカルテットどうなったんだろう~。次に続くということ?(笑)
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あらすじ通りの内容
2人の若き音楽家の愛と成長の物語。
読み続けて19年。
本編完結したので『ど~しょうかな?』って悩んだんだけど…
完結記念のオルゴールプレゼント当たったので
ここはやはり買わねば!!と、買いました(笑)
外伝って言うけどこれこのまま続くよね?
どう読んでも本編の続きなんですけど?
長年の付き合いで圭の無表情の違いが判る悠季
心配症の圭に悠季のまさかの告白!!
ますます心配性になる圭でした(¬w¬*)ウププ