軍師の境遇 新装版 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009710

感想・レビュー・書評

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  • 会話運びや、情景に動きもあって、ドラマ仕立てで読みやすかったです。大河ドラマとも時間が同じくらいですし、戦国時代の壮年期の官兵衛が、生き生きと、秀吉、半兵衛などの絡みとともに描かれています。
    時間があれば、再読してもいいかと思っています。

  • 坂口安吾、吉川英治に続いて読んだ3冊目の黒田官兵衛伝記本。安吾版が隠居後の官兵衛を、吉川版がかなり脚色したものに比べると清張版は史実に忠実に描いているような印象。高松城水攻めまでの物語だが、できれば関ヶ原まで書いて欲しかった。
    同時収録の短編の細川忠興・ガラシャ夫妻の話は新解釈で面白かった。同じく中編の写楽や歌麿を題材としたものも興味深いが、他の二編と時代が違うので別の短編集で読みたかった。

著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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