- Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041013366
感想・レビュー・書評
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サントリーの技師が、ニッカの創業者とは。また、その妻が、イギリス人とは。学生時代、国鉄に乗ると、東京までは、サントリーを売っていて、東北線に乗るとニッカに変わったのを思い出した。好ましくはないが、海軍と戦争のおかげでニッカが残ったのは、よかった。だって美味しいのだ。竹鶴さんは、幸運の人だ。変化に富んだ人生であっただろう。
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ニッカウイスキーの創設者にして、日本のウイスキーの父と言われる竹鶴政孝の妻リタの物語。
あの時代に日本に嫁いできたリタの芯の強さと、戦争や差別的な当時の扱いを相続すると、その生き方に感動を覚えます。
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マッサンの妻、リタさんのお話し
すごいな~とは思ったけど、
魅力的な人って感じじゃなかったな
でも、外国人なんて見たことない人ばっかりの時代に日本に嫁に来て
太平洋戦争があって…
うーん、やっぱすごい。強いな。
リタさんもマッサンも強い。
ニッカウヰスキーは、二人の愛の力が生んだんだろうな
そう思ったら、の余市蒸留所には行ってみたくなった!^^ -
初読
マッサンのエマとは人物もストーリーも結構違うな〜
と思いながら読みました。
第1章のカウン家の三姉妹が丁寧で瑞々しくて
「西洋への憧れ」を持って見つめていた時代というのは
徐々に遠くなっているのかもしれないけど、かつてのあの高揚感を
思い出させる森瑤子の筆致によって少女時代と共に懐かしいような
とても良い読書体験だった。
リタが日本に来て歳を重ねていくあたりは
ダイジェストというかサラッと描かれていたけど、
ラスト付近の女としての立場、それに伴う心情の変化(森さんの筆に力が入るところだ)も心にじんとする。
とはいえ、私自身がリタの急な変化であった
威が歌子を守ろうとした一瞬でリタから弾けた何か、
を本当にきちんと読み取れていないようで
自分が不甲斐ないのでした。 -
朝ドラ「マッサン」のモデル竹鶴正孝と妻リタの話。
リタ視点での恋愛小説。
朝ドラとは関係なくずっと前の本らしい。
あの時代遠く異国に嫁ぐリタの強さと正孝のあの時代にしては愛を素直に表す男らしさが素敵だった。 -
どこまでが事実で、フィクションなのかわからないが、大変な時代に異国で恋に落ち、暮らし、日本国産のウィスキーを造った夫婦の物語。
のめり込んで読む感じはなく、淡々とした文章。
もっと人物に感情移入したかったので、少し残念。 -
NHKの朝ドラのモデルにもなった作品?というのでしょうか。なかなか興味深いです。リタさんってこういう人だったのかしら?ってちょっと思うような・・。
朝ドラが?いろいろと違う展開のようで、今後の朝ドラ展開が気になります。 -
旅先の本屋でふらりと出会ってしまうような本があります。
なんとなく立ち読みをしたら吸い込まれてしまったような…。
大好きなニッカウヰスキーの父、竹鶴政孝氏の妻リタさんの物語。NHKの朝ドラにもなるそうです。
なかなか波乱に満ちた人生。異国の地で彼女は何を思い暮らしていたのか、それを感じてみたい。 -
久しぶりにぐんぐん引き込まれる物語に出会った!リタがどんどん強くなっていくところが良かった。強くなりすぎたリタが最後には丸くなるところも○。どうしたら、あんなに強くなれるのか。。。