吉祥寺よろず怪事請負処

著者 : 結城光流

• KADOKAWA/角川書店 (2014年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[cafedeyomitai555さんの感想 · 2016年3月9日]

読書記録です。まだの人は読まないでね。

主人公のおとぼけぶりと、おばちゃんでも守ってあげたくなるようなノーテンキぶりに、けっこう怖いことが書いてあるのにそんなに怖いと思わずに読めました。
４話の短編集です。「おんみょうじ」を漢字に変換できずに聞き流す主人公は、これからもずっと転びまくりそうだ。

[永杜さんの感想 · 2015年8月19日]

居候先の家は、庭師。
それだけだと思っていたら、実はそうでもなさそうで。

うっかりと知らない世界にこんにちは、という状態。
今までそうと知らずに生きてきたなら
徐々にとは言え、びっくりな世界です。
しかも実害あり。
怖くても詳細を聞きたくもなります。

徐々に明かされる、人の背景。
しかし本人達は、それがどうした状態。
仕舞には、さらに妙な（？）人が増えてきてますし。
主人公の立場から言ったら、説明を！　と
叫びたくて仕方がありません。
見てる分には「さあ？」と言われてるほうが
面白いですがｗ

祓う、のではなく、意識をそらさせるだけ。
そうそう、害があるから、だけの理由で
全部を排除してません。
なので、正体（？）が分かるだけ。
起承転結が欲しい人は、それだけ！？　と
言いたくなるような連続短編、です。

[櫻うさぎさんの感想 · 2014年6月9日]

ちょっぴり怖い「庭師×陰陽師」物語。

続きそうな予感。。。

[kitkityoさんの感想 · 2014年5月18日]

めっちゃ面白かった〜！続きが気になって気になって仕方がないので、早く続編出ないかな。

[tuppenceさんの感想 · 2021年6月20日]

さくっと楽しめて好きなタイプの作品。
ガーデンショップに勤める現代の陰陽師が植物絡みの怪事を解決してくれる。
庭師の大叔父の家に下宿中の大学生保が、なぜだか怪しい事件に巻き込まれ体質ｗ
なんだかんだで助けてくれる陰陽師の啓介さんが雰囲気があってかっこいい。
啓介さんは啓介さんで一族に何やら複雑なものがあるようでシリーズが進むとその辺も解決に進んだりするのかな。
女性と見まがう美しさの弟くんのキャラもナイスだし、読んでいこうかな。でも、既刊の最新刊がずいぶん前に出たきりみたいで、完結しているのか気に掛かる。

[のがままさんの感想 · 2018年10月12日]

ガーデンショップ「栽―SAI―」に居候しながら大学に通う保を中心に、無口でクールな庭職人・啓介、その弟など、登場人物もなかなか面白く、あやかしたちが登場する割にはあまり怖くなくて、優しい感じで楽しく読めた。
続編が楽しみ。

[桧川さんの感想 · 2017年1月9日]

陰陽師関連なのでとりあえず読む。
一番新鮮なのは陰陽師が主人公じゃないところでした。

ごく普通の、妖に好かれやすい男子大学生が主人公。現代生活の中で、怪異に巻き込まれていくからか、描写が結構怖い。そして彼を助ける陰陽師も仕事で依頼された怪異以外は基本放置。怪異の原因もわからないままの話もあるので、少年陰陽師より怖いです。

優しい主人公を応援したくなります。

[engawakonekoさんの感想 · 2014年6月24日]

結城光流さんの少年陰陽師シリーズを昔から読んでいるので購入してみました。結城光流さんは平安時代等の歴史的な部分に深いイメージがあるので、現代版ということで、いつもより漢字がやはり文面に少ないので、いつもよりもサラサラッと読めました。キャラクターの掘り下げや陰陽師の部分の具体性がまだまだ序盤というかんじで、是非文庫本で、是非続きをどんどん展開してほしいなと思います。やっぱりちょっと高い気がしてしまいました。ということで☆4です。

著者プロフィール

東京都在住。２０００年９月『篁破幻草子　あだし野に眠るもの』で作家デビュー。０２年１月に発売された『少年陰陽師　異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計５５０万部を超える大ヒット作となる。その他に『陰陽師・安倍晴明』シリーズ、『吉祥寺よろず怪事請負処』シリーズ（いずれもＫＡＤＯＫＡＷＡより刊行）など。

「2022年 『シャーロック・ホームズを読んだことのない俺、目が覚めたらコナン・ドイルでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」