うちの執事が言うことには 3 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.73
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本棚登録 : 652
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041014929

作品紹介・あらすじ

父の後を継いで烏丸家当主となった花穎。新しい執事・衣更月との関係はまだギクシャクしているが、だんだんご主人様らしくなってきた。しかし新たなトラブルの火種が……発展途上主従の上流階級ミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 花穎さんと衣更月さんの仲が
    良くなってきている気がして、すごく嬉しい。
    もっと、仲を深めてほしいなと思う。

  • 再読。
    赤目が謎すぎる。

    2021.3.31
    シリーズ第3弾。
    今回で一区切り。
    面白かった。

  • 1~3の一応の完結編のような扱いのようでした。ずっと読んできたけど、なぜか、この巻が本当の始まりのようにも見えます。
    誰かの覚悟が落ち着く姿は、やっぱり格好いい。
    はじめはそんなつもりじゃなかっただろうに、出来事への疑問から、自分の在り方を見直すこと。その過程を見ることができるのが、とても勉強になります。

  • 入院してもどうしても具合が良くならない古い知り合いの話と、烏丸家の時計の話、使用人達が様々な罠に貶められる話。どちらかというと、ほかの使用人にフューチャーされた巻。

  • ちょっとずつ主従関係が深まっていってます(*´ω`*)
    いいコンビです。
    波乱の展開ではありましたが。
    赤目さんは始めからほんとに胡散臭かったですねー
    これからの関係が楽しみです♪

  • 第1章完結か!?
    面白かった〜!
    如月も花穎もさすがだ。
    2人の会話は飽きないなぁ。
    次回楽しみ!

  • このシリーズ好きだなー好きだなー( ´∀`)

  • 入り込めなかった。フェンネル大陸シリーズも確か途中でリタイアをしたし、一巻で今回は違うかもと期待をしたけれど、著者とはやっぱり相性が良くないのかもしれない。パンケーキが美味しそうだった。

  • 頭が良いのに変に純粋なせいで酷くアンバランスな花穎ですが、その幼さとすべてを抱え込もうとする優しさが魅力になってます。
    超がつくほど有能なのに若造らしさを多分に残した衣更月と良いコンビ。
    作品が進むにつれて、分かりあえていく様子が見て取れるのが嬉しい。
    主人と使用人が凄く厳格に分けられつつも、心が通い合っているのが新鮮です。

  • 思っていたより、赤目の企みがあっさりと明るみに出た。もっと話を引き延ばすかと思っていたのだけれど。花穎と衣更月の関係もやっと落ち着いたようだし、今後の花穎と赤目の関係も気になる。パンケーキの件が微笑ましかった。

  • 正直、二巻まで読んでイマイチピンと来なかったので放置していたのですが、今年は高里椎奈イヤーにしよう、ということで読みました。今回で一応第一部完ということらしく、ギクシャクしていた主従二人の関係にも進展があったり、ずっと匂わされていた伏線が回収されたり、割とめまぐるしい展開のあった一冊になっています。そいでいつもの高里節もがっつりと。
    途中までなかなか気が乗らず読書スピードが上がらなかったのですが、最後の方は一気読みでした。
    人気シリーズになって長く続いているようなので、続きが楽しみです。

  • このシリーズあまり好きじゃなかったけど、3巻はいい感じにまとまった。信頼とかプライドとか矜持とか、由緒あるお金持ちの暮らしは共感できないところがいっぱい。

  • 短編集かと思いきや最後の方で一気に繋がっていくのが面白くて一気に読んでしまった。
    使用人たちがみんな主人思いなのがいい。
    特に駿がいい子で好き。

  • やっとスッキリしたー
    一段落だね
    赤目がなんで嫌なやつなのかがわかって良かった

    かえいが可愛い
    きさらぎ意地悪
    可愛いかえいを虐めるなー

  • (収録作品)水牛と星祭り/お祖母さんの古時計/屋根の上の仔犬/狼少年と裏切り執事

  • 「水牛と星祭り」花穎はじめてのお使い?
    「お祖母さんの古時計」赤目と胆試し
    「屋根の上の仔犬」久丞家が関わると何故か犯罪級の大騒ぎ
    「狼少年と裏切り執事」赤目の本性発覚!

  • 少し主従の距離が縮まった巻。

    内容、面白さ的には1、2巻と変わらない感じ。
    前巻、前々巻が楽しめた人には楽しめると思う。
    キャラクター達が前回登場時よりちょっと子どもっぽくて、あれ?と思う人はいるかも。
    個人的には高里さんのキャラクターらしいなと思った。

  • 3巻目にして大きな動きが。この動きによって主従関係は深まりめでたしめでたし。個人的には赤目さんはキライじゃないので、今後もシレッと出てきて欲しいなw

  • ようやく赤目を暴いたな、今回。
    色々伏線も回収されて、スッキリ暴かれた。屋根に立て籠もりのも伏線あったの気づかなかったわ。
    肝試しのはちょっと怪しいなとは思った。警備の話を聞くあたりとか臭かったな。
    ただ、肝試しはあれはあれで面白かった。「ダーメ」って言ったのは誰だったんだろう?
    赤目も思わず怖くなったところが可愛かった。

    岩垣の話も良かった。鳳と唯一対等のキャラだよな、岩垣。
    ああいう戦友というか同志というか腐れ縁というのか、あの関係性イイわ。

    衣更月の去り際の言葉がグッと来た。
    初めての主人が花穎だということを改めて実感させられた。
    そして、最後の言葉に全て持って行かれた。
    花穎の執事だと腹括ったんだな。
    立て籠もり事件でほんと衝撃受けてたんだな(笑)
    あの衣更月がようやく自覚したのに鼻をへし折られたんだもんな。それは自分が思ってる以上にショックだよな。

    赤目、今回の花穎にいろいろと救われたな。
    花穎の甘さ良いよな。暗躍してた赤目のことも掌に乗せてさ。
    手を離さないでいる器の大きさ大事。
    使用人から愛される所以だろうな。
    みんな花穎の様子気にしてたもんな。いい主人になっていくんだろうねこれから。

  • シリーズ3作目。
    烏丸家に起こる一連の事件の黒幕はすでに読者にはわかっていたが、それが明らかになる。
    黒幕が明らかになり、事件が解決したように見えるので、ここで第一幕終了と言ったところだろうか。
    4作目からまた雰囲気が変わった話になるのだろうか。

  • 2015.05.01.

  • 42

  • 【図書館本】とても楽しかった。久しぶりに1冊一気読みしたかも。
    お話的には一段落。次巻もあるようだから終わりではないことが嬉しい。
    固有名詞や言い回しが難しいけど、それは作者の特色なので、あえてそれを楽しむ。
    赤目さん好きなんだけど、この巻で終わりにして欲しくないな。もっともっと花穎と絡んで引っ掻き回して欲しい。そして父よ。全ては貴方の手の平の上だったのか。驚いた。続きも楽しみ!

  • 大団円

  • すてきなおじ様パラダイスで、きゃあきゃあしながら読んでました。そしてわたしも、鳳さんのような執事になりたい…! 「絶交は二十四時間まで」も最高だったし、「満更でもないクセに」で赤目さんを嫌いじゃなくなりました(笑)。最後も、良かった!

  • 名代での見舞い、喋る柱時計、立てこもり(?)事件。
    そして、ようやく黒幕が。

    多分そうだろうと思っていた人間が黒幕でした…。
    そしてそういう理由だったとは…です。
    勝手に盛り上がった周囲の大人がいけないのでは? と
    思わなくもないです。
    いや、大人げなく力をつかってしまった人も
    問題アリですか?

    執事たるもの、家ではなく主人に仕えよ、です。
    家に仕えるならば、あちらの言葉ですが
    主人に仕えるなら、こちらの言葉。
    ようやく、スタート地点についた、という状態。

    子供の無邪気な勝利、で終わった感が。
    けれど主人公が主人公ですから。
    今までの土台で、微笑ましく思ってしまいました。
    これはあれですね。
    周囲がわたわたと手を貸してしまうタイプ主人(笑)

  • 1巻を読んだ限りでは“まあまあかな?…”くらいの印象でしたが3巻に至って“結構良かったな”になりました。裏で糸引く赤目さんの暗躍具合といい、それを上回るやり手の先代・真一郎&鳳といい、馴染み始めた当代・花頴&衣更月といい、これからの烏丸家がますます楽しみになりました。

  • 言葉足らずな、主人と執事。
    赤目さんに振り回されることとなったが、無事に主人と執事に収まりよかった。
    ひねくれた家系と言っているところから、彼のお爺様も、孫に素直に謝れなかったんだろうなと思わなくも無いが、やっぱり子どもに当たるなんて大人気ないなぁ(笑)
    まあ、夫婦でケーキを食べてる様なので、嫌いじゃないのでしょうね。

  • シリーズ第3巻。ペース早いなぁ。
    割と若い読者を想定しているのでは……とは思っていたが、自分の予想よりまだ若いのかもしれない。うーむ。
    一応はミステリに分類されるのだろうが、もうちょっと凝ったことをしてもいいんじゃないかなぁ……。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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