東大医学部生だけが知る 超・知的生産法 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 90
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041021897

作品紹介・あらすじ

すぐ集中状態に入れて、その状態を継続させ、作業時間を増やすことができれば、生産量は劇的に上がる! 東大医学部で脳科学を専攻し、「岩波ゴースト暗算」を考案して話題となった著者が最強の知的生産術を伝授!

感想・レビュー・書評

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  • タイトルを読むと、何か特別なスゴイ方法で超人的に知的生産(勉強したり、仕事をしたりする事)が出来る様になると感じますが、そういうわけではありません。書いてあることはいたってシンプルで、知的生産の時間を確保する方法や、素早く集中し、それを持続する方法について書いてあります。1時間くらいで読める内容です。大切なところは太字で書いてあるので、それを拾い読みするだけなら10分位で読めるでしょう。その中でも印象に残ったのは、大前研一氏の言葉の引用で「人間が変わる方法は3つしかない。1つ目は時間配分を変えること、2つ目は住む場所を帰ること、3つめはつきあう人を変えることだ。もっとも無意味なのが“決意を新たにすること”である。決意だけでは何も変わらない。」でした。本書には、時間の有効な使い方について再三書いてあります。1日は誰にとっても24時間しかありません。しかも、人生は有限です。若いうちから時間を大切にするのはとても重要なことだと思います。

  • 10年後、20年後のことは考えずに、いままさにやらないといけないことをこなしていく。B’zの稲葉浩志さんも同じような考えをしていたようです。

  •  いわゆる、著者のバックグラウンドが有ってこそ生きるタイプのノウハウ本。
     いやノウハウ本ってすべからくそうなんだけどね。
     成功した社長の本を読んで成功する訳ないじゃないという。ただ単に成功しただけである。

     もちろん当人には効くのだろうが、いやどうなの。なんで東大医学部に入って勉強のノウハウだけで起業して資格取るの、医療の意味あるの?ってなる。
     よほど強い目的でもない限り、普通の人がここまでやったら追い詰められるし、燃え尽きるぞ。たぶん。

     東大って付けば売れる作戦なんだろうか。

     いや、この本に書かれているノウハウは確かにそうね、と思うところもあり、自分が実践していることもあり、これが効果的だったのかと思い知る意味でいいのだけれども、割と体系化されておらず、言いっぱなしの感がある。
     語り下ろしを本にした体裁なんだろうか。
     個人的に本としての作りが、あまり好きではない。

  • 東大医学部生だけが知るというタイトルに惹かれる仕事術、人生論を記した自己啓発本。
    ・「知的生産力の三本柱、は「持ち時間」「集中に入る力」「集中を継続する力」(P6)というシンプルな公式は納得できる。
    ・締め切りの力や休息の重要性等、具体的な方法も示されている。知的生産を実践している筆者の具体的な実践なのだと思う。

    印象に残った言葉。
    ・「無理をしてはならない。(中略)真剣に生きる人ほど、無理はしない。無理はしないというのは、消極的な意味ではない。(中略)これが疲れないこつである」(P80)という松下幸之助氏の言葉。
    ・「人間が変わる方法は3つしかない。ひとつめは時間配分を変えること、2つめは住む場所を変えること、3つめはつきあう人を変えることだ。もっとも無意味なのは決断を新たにすることである。決断だけでは何もかわらない」(P116)という大前研一氏の言葉。
    ・「直感は、本当に何もないところから湧き出てくるわけではない。考えて考えて、あれこれ模索した経験を前提として蓄積させておかねばならない」(P175)という羽生善治氏の言葉。

  • 知的生産力の三本柱:①持ち時間②集中に入る力③集中を継続する力
    ①一時的にでも娯楽をワキに置きたいなら、制限するのではなく遮断する
    ①自発的に〆切をつくる際にも、他人の存在が必要になる
    ③長時間の集中を維持するためには、もっと集中することに目を向けるのではなく、まず邪念をなくすことに目を向けるべき
    ②昇華を導くための魔法の言葉が「渇く」
    ①自分に必要な情報を得るには、選ぶよりいかに捨てるかの方が重要
    ②脳のクリエイティブな部屋を広くする
    駄本/先人のパクリを自分流にアレンジするかに長けている人/いみじくも筆者が言うように、メソッドを知っているか、それを実践しているかで知的生産力が向上する/情報処理・集中力に長けている自慢

  • タイトルで期待したけど、あまり内容を感じなかった。何が「超」なんだろう。

    久しぶりにつまらない本に出会ってしまった。
    時間の無駄でした。
    あまりこんなこと感じることないんだよ。
    大概なんでも面白いと思う人だから。
    なぜ角川は出版しようとしたんだろう。
    800円は高い!

    少し手直しすれば、中高生にはいいかも。
    だから僕も他の「岩波ジュニア」か「ちくまプリマー」を買えばよかった。遥かにいいので。

  • 基本は,持ち時間の増加法・集中に入る力・集中を継続する力の3点.ヒントにはなるが,結局自分で試行錯誤することにこそ重要性が隠れている気がする.

  • 時間を作り出す技術、集中する技術が書かれている。小ネタも結構載っていて、ナカナカ参考になる。

  • 新書でこういう知的~、とくるとなんとなく薄っぺらい内容を想像して敬遠気味になるのだが、この本は非常に短く凝縮した内容で好印象。

    結局集中力をどう発揮し持続していくかが知的生産の胆であり、そのためには集中したいこと以外のものを遮断したり、一つの事に取り組んでいる間に発生する邪念を上手く払っていったり、そういったテクニックが分かり易く書かれていた。
    なるほど、と思う方法だったので、読む前の印象に比べて内容がとても有益で意外だった。

  • 一番共感を感じたのは「人間は「決意」では変わらない」というところ。「心理的切り捨て」ではなく「物理的切り捨て」により、いい意味で、自分の逃げ場をなくす。それにより、自分の「行動」を変えることができる。これはまさにおっしゃるとおりだと感じた。
    次に共感したのは「歩く速度」をあげることで、小さな時間を積み重ね、時間を捻出するところ。塵も積もれば山となる。
    東大医学部の方が著者なので、自分に置き換えづらいかと思ったが、非常にわかりやすく、書いてくれている。

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著者プロフィール

ルイ・イーグル株式会社代表、教育家


「2018年 『東大 超ナゾ王 あなたの頭脳への挑戦状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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