目白台サイドキック 五色の事件簿 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.24
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本棚登録 : 171
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041023150

作品紹介・あらすじ

新人刑事の無藤太郎は、名探偵刑事・南塚と、名家の当主・北小路の盟友コンビのせいで、幽霊がらみの事件にかり出されるように。今度は北小路に届いた一通の手紙によって、驚くべき事件に巻き込まれ……。

感想・レビュー・書評

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  • 南塚の出番はほとんどなく、どんなキャラだったかも思い出せず仕舞い…。いろいろ忘れていたがここから読んでも問題なし。事件を起こす幽霊退治の流れが続くが、無藤刑事の身体的負担が大きすぎるのではないだろうか。お気の毒。もっとすぱーんと解決してほしい。

  • 連作短編でした。前回でひと段落したと思ったら、また新たな幽霊に出会って話が進んで行く…前作よりさらに幽霊色が強まっていました。これはミステリなのだろうか、とすこし悩みつつも、おもしろいからまぁいいかなと。北小路さんが活躍してました。南塚さんは控えめです。安楽椅子探偵のよう。無糖くんは体を張ってて大変そうだなぁと…しかし、まゆちゃんとフラグが立っていてニヤニヤしました。まゆちゃんがかわいかったです。この二人の関係にも注目したいです。
    もうすこし、ミステリらしいミステリが読みたいと思いました。また次がありそうな感じなので次も読もうと思います。

  • 目白台サイドキックシリーズ、3作目。

    前2作は、実は序章だったのかな。今作からは幽霊設定を前面に出し、いわゆるゴーストバスターとしての活躍が本格的となる。前2作で感じていた幽霊オチの中途半端感が無くなった分だけ、今作は面白く読めた。まだまだ裏に何やら怪しげな動きが垣間見える気もするけど、今後のお楽しみということで。

  • シリーズ3作目。短篇連作。ミステリーより幽霊退治がメインになって、また新たな敵が?無藤君と赤尾さんが?

  • 2015年10月5日読了。

  • 幽霊刑事が事件を解決する話。

  • 続くのですね。

  • またまたシリーズ3作目。今回はさらに続くってパターンでした。話が大きくなって来ました。話が幽霊の話なので、真面目に推理する訳じゃないけど、どんどん広がってる感じです。まあ、無藤君は成長してるとは思いますが。

  • 20150601 読了

  • 05/23/2015 読了。

    南塚さんより北小路さんのが活躍していたような…。
    無藤くんと麻結ちゃんがいい感じ…というか、
    麻結ちゃんから矢印出始めた気がします。

    執事さんもぜひイラスト化してほしい。

  • 他の幽霊が登場し、変り者超絶優秀刑事と平々凡々刑事のコンビから、
    同じく変り者の幽霊と従者刑事へとコンビへ変更?

    変り者の幽霊の能力がただの封印ではなくて成仏だということが判明したり、
    他の異能をもつ幽霊が登場したりと、
    かなり幽霊話に傾いている。
    でも程よくミステリーがからんでいるので、無理やり感や不快感はない。

    平凡刑事くん、ドメスティック・サーヴァントの麻結さんといい感じになりつつあり、
    そっちに目を奪われているのかもしれないが。

  • 2015/5/18(月曜日)

  • 今回は無藤君が活躍しました。
    北小路さんと無藤君のコンビは北小路さんが圧倒的に上位なので、完全に無藤君は従者ですね。
    南塚さんには文句を言ったりするけれど、北小路さんに素直に従っている所とかね。
    色んな幽霊が登場し、5色の事件簿の名の通り、色が関わってきますが、章タイトルで若干内容が推測できるのがちょっと面白さ半減です。

  • 3作目。
    これって雑誌連載を文庫にしたんですね。
    短編連載だったので読みやすかったです。

    ざっくり要約すると・・・
    普通の警官目指してた無藤君がちょっと躓いちゃって、最終的に成長する話。

    個人的に、赤尾さんのおじいさんの言葉が胸に刺さりました。

    この作品は本当にラストに驚かされる。
    この展開だと、ラスボスあの人なんじゃないかなと勘ぐってしまう。
    まだ続くようです。

  • まゆちゃんと無藤君の行く末は気になりますが、うーん。笑

  • この世界の幽霊の謎が少しずつ明かされてきました。どうもたくさんいるらしいし、なにやら企んでるし。
    小粒な話が連続する連作短編集の形ですが、話としては大きく動いたような気がします。

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著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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