私情対談

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 190
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041027370

感想・レビュー・書評

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  • 面白い形式、以外とこれまでない形式、伏線が散りばめられて、よく考えられている。考え過ぎなところがあり、少し残念。なかなか、ここまで凝るのもすごい頭使っているし、SMLの歌詞を見つけた時は、視界が開けた感じになった。

  • 【内容】
    いろんな雑誌でよくある、有名人の対談特集。その対談中の言葉は実はただの上っ面で、言葉の裏にはどんな思惑や恨みが隠されているのか…。映画主演女優×原作著者、若手Jリーガー×ベテランJリーガー、新進気鋭のロックバンド、ドラマ主演俳優×ヒロイン女優×ベテラン脇役俳優。すべての対談が嘘だらけ。

    【感想】
    とーっても疲れた。それは心地よい疲れ。脳汁ドバドバ。伏線に次ぐ伏線で、キーワードをメモしていかないと頭パニックだし、本当の意味で楽しめない。
    短編が実は連作で、さらには大きなストーリーがあって…と繋がり合う話を自分の中でまとめていくのが楽しかった。
    『大どんでん返し』とは、まさにこの本のことだろう。ミステリーは、読みながら自分の中で憶測をたてるものだが、今回の本で自分が如何に甘っちょろいかを痛感させられた。あくまで小どんでん返し程度。そこから1度、2度と裏切られる、良い意味で。

  • 「殺意の対談」というタイトルから変わったみたい。
    ずっと探しててやっと読めた!

    面白かった!
    主に対談と心の声で書かれてて普通の本とは違い◎。
    心の声は面白かったな〜

    色んな対談の話かと思ったら最終的に 井出 vs 山中。
    一気読みやったー

    各対談やとSMLの対談の歌詞が印象的やった。
    あと土門さんのエピソードも好き。

  • 和気藹々とした様子で交される「誌上対談」。しかしその裏でまさかこんなとんでもない謀略が繰り広げられていただなんて! 腹黒な人があまりに多すぎです(笑)。かなりえげつないのに、なぜか笑えてしまうとんでもないミステリ。
    それぞれの人物と事件がほぼすべてきっちりと繋がってきちゃうのが凄いところ。思いもかけない着地点と、どんでん返しの連続にはまさしく驚愕。にしてもこれって真相を知らない方が幸せなことがいっぱいありますねえ。

著者プロフィール

藤崎 翔(ふじさき・しょう)
1985年、茨城県生まれ。茨城県立竜ヶ崎第一高等学校卒業。高校卒業後、お笑いコンビ「セーフティ番頭」を結成。ネタ作りを担当。2010年にコンビを解消し、小説を執筆。、2014年、初めて書いた長編ミステリー「神様のもう一つの顔」(のちに「神様の裏の顔」に改題)で第34回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、小説家デビューする。著書に『私情対談』(のちに『殺意の対談』に改題)『こんにちは刑事ちゃん』『おしい刑事』『恋するおしい刑事』『お隣さんが殺し屋さん』がある。


「2018年 『時間を止めてみたんだが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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